2006年12月29日
「涼宮ハルヒの憂鬱」
「YouTube」を味方につけ(?)、瞬く間に業界を席巻した「涼宮ハルヒの憂鬱」ついに最終巻が2007年1月リリース! 初っぱなから「ハルヒに作らされた酷すぎる自主制作映画」を第1話に持ってきたり、ライヴシーンを神がかり的な作画で描ききった「京都アニメーション」、そして更にはその時に歌われた歌を収録したCDの宣伝効果も持たせ、モノの見事に爆発的なヒットを飛ばしたのは、記憶に新しい。 勿論、演じた声優・平野綾に抜群の歌唱力があったこともヒットに繋がった一因だ。ハルヒ役から人気急上昇し、今では押しも押されもせぬ人気を博しているのは、このライヴシーンだと言っても過言ではあるまい。キャラクタと声優がシンクロし、強く視聴者に印象づけたわけだ。 そして、前述した動画サイト「YouTube」が大きく貢献していることも、否定できない事実だ。TV放映が見られない地域も「YouTube」にライヴシーンが投稿されて熱狂した。 著作権の問題が絡むのでおおっぴらに支持することはできないのではあるが、それでも「YouTube」のせいでDVDやCDが売れない、などとは必ずしも言えないことをハルヒは証明した。反対に「YouTube」のおかげで爆発的ヒットに恵まれたのだから、「YouTube」が強いプロモーション力を持つことを認識すべきだろう。 もはや「YouTube」などの動画サイトに流れることを前提で著作権の問題を考える時期に来ていると言っても過言ではない。というか、海外は既にその傾向で試行錯誤され始めている。 禁止だけ叫べば良い時代は終わったのだと、ハルヒを見て思った次第である。 今改めて思うとプロモーションの妙とファンの思いが、がっちりはまった事例なのではないだろうか。ファンを無視するような作品製作も少しは見習えと思うほど、ファンよりの作品でありながら、商業的な視点を見事に絡めた希有な作品だったなぁ。
=» 涼宮ハルヒの憂鬱 公式サイト:
http://www.haruhi.tv/ =» 京都アニメーション「涼宮ハルヒの憂鬱」公式サイト: http://www.kyotoanimation.co.jp/haruhi/ =» 平野 綾 公式webサイト「綾魂-Aya Dama-」: http://www.hiranoaya.com/ =» YouTube: http://www.youtube.com/ =» 「涼宮ハルヒの憂鬱」特集 |
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