2006年09月20日
「xxxHOLiC」第三巻 [CD付限定版]
アヤカシが見えてしまう特殊な力に悩んでいた四月一日君尋(ワタヌキキミヒロ)は、不思議な〈ミセ〉の主人、壱原侑子(イチハラユウコ)と出会う。相応の対価を支払うならば、なんでも願いを叶えてくれるという。なし崩し的に四月一日は、侑子の〈ミセ〉でアルバイトを始めることになるのだが――。 漫画家集団・CLAMPによる原作のアニメ化。劇場版からTVアニメ化したわけだが、正直申しまして劇場版のクオリティに、TVアニメ版は達していないなぁ・・・というのがあるわけです。それでもクオリティ的に悪いというわけではない。むしろ良い方。 独特なセンスによるデザインや、モブ(その他大勢キャラ)が単色という手法であるために細かいところに目がいきやすいというのがあるんだろうけど。 それでも劇場版でも同じデザイン手法なので、やはりTVアニメは大変なんだな、と思う次第。 さて、ストーリーが割とシュールで、表面的なところではなく内面を突きつけるような問題のディープさが漂い、第3巻収録の
でも、その点顕著だ。「人は尊きものを助けないのに、どうして尊きものが人を助けなければならないのか(アジサイ)」とか、「自分だけは平気(ケイヤク)」とかよく考えてみると、思い当たる節が出て来すぎて困ること、困ること・・・。 それでも重くなりすぎないのは、4人と1モコナによるたわいのない掛け合いや「四月一日」いじり(笑)が適度に圧力を抜いているからなのだろう。 大原さやかが、相変わらず「壱原侑子」の人間味のある(ありすぎる)「おちゃめさ」と妖艶で冷徹な「魔女」とをうまくブレンドしているし、福山 潤の演じる「四月一日」の騒々しさ、中井和哉の演じる「百目鬼」の寡黙さとの調合加減、さらにそこに伊藤 静演じる「九軒ひまわり」が加わることで、ほのぼのさが上手くにじみ出している。さらには、菊地美香の演じる黒まんじゅうこと「モコナ」や、こじまかずこの演ずる「マル(フルネーム・マルダシ)」、 望月久代演じる「モロ(フルネーム・モロダシ)」の絡みが加わるとよりいっそう・・・えーっと、騒々しい?(笑) そして、第三巻 [CD付限定版]の特典CDは音楽を担当している S.E.N.S. Project によるオリジナル・サウンドトラック。これがイイ! 収録曲:
S.E.N.S. Project:藤木ゆかり、深浦昭彦、森 英治S.E.N.S.は、他のアニメの音楽、OP、EDだけではなく、映画やドラマ等幅広く活躍している。どこかで必ず耳にしていると言っても過言ではないだろう。 アニメを盛り上げる音楽の数々だが、そんなS.E.N.S.の手がける音楽が集約されているオリジナルサントラなわけで、これ単体でもイケルんじゃないかと思えるほど秀逸。普段アニメのバックに流れたりしてるだけだが、この音楽だけで情景が浮かんでくる。時に不気味に、時に不安に、時に切なく、時にコミカルにとバリエーションの豊さはスバラシイ。 楽曲の中には、三味線、篠笛の和楽器の音がアクセントになって、心地よく響くものもある。というわけで、今の筆者のヘビーローテーション曲はこのサントラだったりするわけだ(笑)。
=» TVアニメ xxxHOLiC 公式サイト:
http://www.tbs.co.jp/holic |
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