2006年09月05日
「よみがえる空 -RESCUE WINGS-」 航空自衛隊全面協力による初の本格レスキューアニメ。萌えが氾濫する中で放映されたガチガチの硬派アニメといっていいだろう。 新人ヘリパイロットの三等空尉・内田一宏が希望のファイターパイロットではなく、地味なレスキュー部隊・小松救難隊に配属され、様々な救助活動の中での葛藤を描く・・・という本当に硬派なストーリーだ(笑)。 航空自衛隊航空救難団――山岳救助隊など自衛隊以外の様々なレスキュー組織では、もはやどうにもこうにもという場合の「最後の砦」として頼りにされるレスキュー部隊。これでダメなら打つ手無し、という本当に切り札な存在なのだということを、正直知らなかった。 その本当の仕事は、自衛隊機の事故等による自衛隊員の救助などだそうだ。民間人救助は副次的役割だが、その貢献は大規模な自然災害などでの救助活動を、TVを通じて見ている人も多いはず。「自衛隊」とひとくくりにして見ているのが大半だと思うが。 アニメのリアルに沿った作り(もちろん、アニメなので多少の誇張表現やご都合主義は存在するが、それがレスキュー隊の活動を過度に脚色するほどではない)もさることながら、特典映像のインタビューなどでその仕事の一端に触れることができる。普段、まったく関係ないし関係ない方が幸せなのであるが、救助活動をしている人たちの生の声に触れられる貴重な映像だ。 彼らが出動するということは、相当まずい状況ということだ。そのための訓練などにも妥協が許されないというのが言葉の端々が伝わってくる。 「最後の砦」というプレッシャーはかなりのものだと思う。 それにしても。 まさかアニメでインタビューを受ける時が来ようとは、救難団の人たちも思いもしなかっただろうな(笑)。インタビュー慣れしてないところとか見えて親近感がわくくらいである。 航空自衛隊航空救難団というプロフェッショナルの仕事の一端をのぞけて、とても有意義なアニメだ。こういう普段知ることのない職業などがアニメ化されると、興味をひくというのもアニメの持つ良い利点なのを再認識した次第である。 そして、ヒロイン・長谷川めぐみの等身大さ加減も好感触だ。なにげない仕草とか色っぽく思えるシーンとか、ある意味「大人」なアニメでもあった(笑)。 そんな「よみがえる空 -RESCUE WINGS-」の最終巻が2006年10月27日にリリースされる。 第13話「最後の仕事」は、DVDだけの外伝エピソードだ。 「通常版」と「特別限定版(初回限定生産)」の2種類で登場。 「特別限定版(初回限定生産)」には、彩色済完成模型UH-60J「ヘリオス78」航空自衛隊レスキューカラー版(1/144スケール:一部組み立てが必要)、全巻収納BOXなどが付き、初回映像特典として「能登麻美子 金沢散策記」、「メイキング・オブ・よみがえる空」、AT-X特番「よみがえる空 -Introduction-」、「レスキューエンジェル」パイロット版を収録。 レアで盛りだくさんの内容だ。 ・よみがえる空 -RESCUE WINGS- SPECIAL 特別限定版 [初回限定生産] ・よみがえる空 -RESCUE WINGS- SPECIAL [通常版] |
よみがえる空
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