OZAKI、君がこの世を去ってから何度目の春が訪れようとしているのだろうか。
26歳にしてこの世を去った尾崎豊。 尾崎豊が19歳であった1985年から1987年にかけて東海ラジオでオンエアされていた、「誰かのクラクション」というラジオ番組があった。 今回この「誰かのクラクション」で発表された朗読詩がポエトリーリーディング・アルバムとして、再びリスナーの元に陽の目を見る機会に恵まれた。その第1弾が3月24日にリリースされた「真空の中でも嵐は起こる」だ。 今回の作品は既存の尾崎豊の作品とは異なるタイプのアルバムではあるが、プロデューサーの須藤晃氏の子息であるTOMI YOの手によるオーケストラのサウンドと歌詞とは違い規制を取り払った自由なスタイルで尾崎豊自身から語られる言葉達によって、聴き手に対してより具体的なイメージを呼び起こさせる作品となっている。 4月19日には「OZAKI・18」、「OZAKI・19」、「OZAKI FILM ALIVE AT ARIAKE COLOSSEUM IN 1987 THE TWENTY-FIRST SUMMER」とDVDの3タイトル同時リリースに続き、4月26日にはポエトリーリーディングアルバム第2弾「巨人の輪郭」がリリースされる予定となっている。 彼の人となりや人生を綴った文献は数あれど、それらを紐解くことは流れ行く時の中で、ぼやけて行く輪郭をなぞる行為でしかないのかもしれない。 今回のアルバム2作品が尾崎豊の最後のオリジナル作品としてのリリースとなる。 彼は19歳のあの日、ステージの上からオーディエンスに向かってこんなふうに叫んだ。 |
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■尾崎豊 プロフィール
(Text By Takahashi)