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いやー!こんなアルバム出しちゃって良いの?って言うくらい、ゴージャスなアルバムが出てしまいました。
9月13日にリリースされた、川上つよしと彼のムードメイカーズの「Singers Limited - Golden Mood Hits!」。 今をときめくBONNIE PINKが山下達郎の「Your Eyes」をカヴァーしてたり、スカパラでお馴染みの大森はじめがThe Clashの「I FOUGHT THE LAW」してたりと、様々なジャンルの楽曲達もムードメイカーズの手に掛かれば、たちまちのうちにムーディなグッドミュージックに料理されてしまうのです。 今回、新録でケツメイシのRyojiとRankin'Taxiによるモンキーズのカヴァー「Daydream Believer」を収録している点にも注目。2人の絶妙なコンビネーションが何ともイイ味出してます。 音楽通好みの音楽なんじゃないかなとか思って、聴かないままでいるのは勿体なさ過ぎです。
◆川上つよしと彼のムードメイカーズ 東京スカパラダイスオーケストラのメンバーの中でもっともジャマイカン・ミュージックに精通しているベーシスト、川上つよしへ下北沢のジャマイカン・ミュージックのレコード専門店店主、山口'Gucci'佳宏が話を持ちかけたことにより、2001年に結成された「川上つよしと彼のムードメイカーズ」。
現在、日本に於けるスカ、レゲエ界、そして多ジャンルでも広く活躍する凄腕ミュージシャンの精鋭を集って結成されたプロ集団である。 ジャマイカの1960年代の音楽「ロック・ステディ」を基調にし、あらゆる音楽ジャンルの良いエッセンスを加え、全ての音楽ファンに楽しんでもらえる、まさに心地良いムードメイカーズのムード音楽を奏でている。 インスト曲中心のバンドではあるが、ヴォーカリストに高橋幸宏、古内東子、武田カオリ(Tica) 等を迎えたりフレキシブルに展開、幅広くファンを得ていて他のアーティストからも高く評価されている。 今までに3枚のアルバム、2枚のミニ・アルバムをリリース、多くのリミックス・アルバムやコンピレーション・アルバムに参加、多くのリスナーから支持を受けている。 moodmakers are 大石幸司 (Little Tempo / Jungle Roots Band) drums 山本タカシ guitar / chorus 秋宏真一郎 (Dreamlets / Dub Station Band) guitar HAKASE (Little Tempo / HAKASE-SUN) keyboards 大森はじめ (東京スカパラダイスオーケストラ) percussions / vocal / chorus NARGO (東京スカパラダイスオーケストラ) trumpet 西内徹 (Reggae Disco Rockers / Tetsuniques) saxsophone / flute 安藤健 tromborne / vocal 川上つよし bass / band master and many additional singers |
Q2.どのヴォーカリストの方の歌もとても魅力的ですが、歌って頂いたヴォーカリストのみなさんはどのようなポイントに注目して一緒に演奏されたのですか?
A2.リミックスは最初にヴォーカル・トラックがあって、それにあわせて僕らがあとからバックの演奏をつけるっていう作業だったんで、苦労しますね。でも、そのへんは強引にやるからリミックスの意味があるんだけど。BONNIE
PINKさんや野宮さんのときは、一緒にレコーディングしたからスムースでした。
Q3.今回のアルバムには新録でケツメイシのRyojiさんとRankin'Taxi氏フューチャリングで「Daydream Believer」が収録されていますが、どのようなところからお2人を起用されたのですか?
A3.まず、ざっと並べてみて、女性が多かったので、新録するなら男だな!‥と。Ryojiはまず、プライベートで飲み友達で、前から是非一緒にやろうという話があって、やっと実現したということです。ランキンさんはもちろん大御所ですが、「アミシャツ魂」くらいからの最近の感じが、もう突き抜けててマジでカッコいいな、と思っていて、二人が一緒になるなんてムードメイカーズならではだろう!ということで二人にお願いしました。
Q4.完成してみて今回のアルバムはどのような作品に仕上がったと思いますか?
A4.色々やらせてもらったなー、、と。ありがたいことです。全てのシンガー達にリスペクト!
◆川上つよし おすすめのアルバム『Private Music』
Don Drummond "Greatest Hits"(Treasure
Isle)
スカの重鎮、ドン・ドラモンドが残した数少ないアルバムの中では、"Latin Goes Ska"、"Garden
Of Love"、"Green Island"と、トロピカルな雰囲気のスカ・チューンが多数収録されている、最もエキゾチックなムードの一枚。
Roland Alphonso "Best Of Rolando Alphonso"(Studio
One)
甘くて切ない、ロック・ステディー期のインストの傑作。ちなみにムードメイカーズの1stに入ってる"Moodrop"という曲は、このアルバムの"Moodorama"という名曲に対するアンサー・ソングのつもりで勝手に作りました。
Jackie Mittoo and the Soul Vendors "Evening
Time"(Coxsone)
数多くの作品を残しているジャッキー・ミトゥーの中でも、豪華な音作りのカナダ録音の"Reggae Magic"と双璧を成す、ジャマイカ時代の素朴な風味の感じられるムーディな一枚。ちなみにムードメイカーズの今度出る"Singers
Limited"(仮題)のジャケはこれのパクリです!
Ernest Ranglin "Boss Reggae"(K&K)
ジャマイカが産んだ偉大なギタリスト、アーネスト・ラングリンが全編スキンヘッド・レゲエのビートをバックに弾きまくる傑作。テケテケ・ギターで弾く「大きな古時計」はたまらなくキュート!
Gladstone Anderson & Mudies All Stars
"It May Sound Silly"(Moodisc)
"グラディ"ことグラッドストーン・アンダーソンが、Moodiscに残したスウィートなピアノ・インスト。豪華なストリングスやホーンをバックに伸びやかにグラディが弾きまくるムード・レゲエの傑作。
(Text By Takahashi)