とんでもないアルバムが完成してしまった。それは11月16日(水)にリリースされる、デビュー・アルバムとなる「BEEF
or CHICKEN」。その注目のアルバムを作ったユニット名がTERIYAKI BOYZ。メンバーは何と、ILMARI
(RIP SLYME)、RYO-Z (RIP SLYME)、VERBAL (m-flo)、WISE (APESOUNDS)、NIGO (A BATHING
APE)。
正直、この錚々たる顔ぶれがどんなサウンドを鳴らしているのかはおおよそ想像はつくし、ハイプ効果が強いアルバムなのでは?なんて、正直余り期待はしていなかった。が、一曲目を聴いた瞬間から、ごめんなさい、私が間違ってました・・・と、頭を下げたくなる程、想像を超えた一枚を作り上げていた。最初に言っておくと、邦楽好きのみならず、洋楽好きにも大プッシュしたい一枚だ。
このアルバムに関わっている面子は、コーネリアス、ゴリラズのアルバムを手掛けているダン・ジ・オートメイター、ビースティ・ボーイズのADROCK、THE
NEPTUNES、そして、このアルバムの中でも大注目を浴びるであろうDAFT PUNK、他、豪華な面子がプロデュースしている。ADROCKが日本語で叫ぶ一曲目からして鳥肌もんである。DAFT
PUNK然り、それぞれの個性が満遍なく出た楽曲が収録されており、そのビートにのるTERIYAKI BOYZのリリック、完璧にハマっているのだから凄いとしか言い様が無い。話題性は勿論、外国からトラックを持って来てこんな事をしでかしてしまったのはTERIYAKI
BOYZの面々が初かも知れない…と語っていたほど、このアルバムはただものではないのである。
このアルバムが出来上がってすぐに、マスコミ向けの試聴会が行われた。そこで実際に全曲試聴して来たのだが、単なるハイプ効果的なアルバムとは違うと確信が持てた。その時に語っていた本人達のコメントも一部紹介しよう。
RYO-Z「実験的で、マスターピースなアルバムが出来たと思う。」
WISE「聴けば聴く程味が出るアルバムに仕上がった。」
VERBAL「面白いグルーヴが生まれているよ。普段とは違って楽しめた。」
ILMARI「有り得ない面子で鳴らしているヴァイヴスを聴いて欲しい。」
NIGO「色々なトラックメーカーを食材に例えると、テリヤキソースをかけて完食している感じ。」
とにかく、ちょっとでも気になった方は手にとって実際に聴いてみる事をお薦めしたい。想像をいい意味で覆してくれるニュー・タイプの一枚だ。
(文:磯山みゆき)
こちらもお薦め!!
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グッジョブ! [通常盤]
RIP SLYME
発売日: 2005/08/31
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アルバム
CD
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製造中止(購入不可)
3143円(税込)
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「BEEF or CHICKEN」参加プロデューサー