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何とも聴き手を飽きさせないアルバムだ。
11月8日にリリースされるシドの3rd アルバム「play」。 スリリングなシャッフルビートが印象的なアルバムのトップバッターを飾るナンバー「汚れた指」、耳障りの良いポップなナンバー「Room」、そして大陸的なスケール感を感じさせるドラマティックな「chapter 1」や、小粋なジャジーティストの「白いブラウス 可愛い人」など、バラエティに富んだ12曲の楽曲が収められている。 そして曲のテーマによって時に切なく、時にしどけなくと、表情を変えるボーカルスタイルマオの歌声にも目が離せない。聴いているうちについつい惹き込まれてしまうのだ。 こんなに様々なタイプの楽曲が収められているのにも関わらず、聴き手に散漫な印象を与えないのは、彼らがシドとしてのバンドのスタンスを踏まえた上で、新たな可能性を模索しているからなのだと思う。 掴もうとするとスルリと身を翻すような、そんな一筋縄では行かないスリリングな魅力を持つシドのサウンド。聴けば聴くほどもっと彼らのことをもっと知りたくなってしまうはずだ。 まずは一度、彼らのめくるめくサウンドの『罠』にハマってみては?
★シド
official web site★
http://www.sid-web.info/ ◆ シド プロフィール◆
【Member】
Vo.マオ Gu.しんぢ Ba.明希 Dr.ゆうや 2003年春結成。2004年1st.Album『憐哀ーレンアイー』リリース。oriconインディーズチャート初登場3位。 ■SID TOUR 06⇒07 "play"
2006.12.28(thu) 市原市市民会館大ホール
2007.01.06(sat) 大阪厚生年金会館大ホール 2007.01.07(sun) 大阪厚生年金会館大ホール 2007.01.09(tue) 福岡市民会館 2007.01.13(sat) 愛知県勤労会館 2007.01.17(wed) 仙台市民会館 2007.01.19(fri) 札幌市教育文化会館 2007.01.22(mon) 川口リリアメインホール 2007.01.24(wed) 神奈川県立県民ホール大ホール 2007.01.26(fri) 市川市文化会館大ホール 2007.01.29(mon) 府中の森芸術劇場どりーむホール 2007.02.05(mon) 渋谷公会堂 2007.02.06(tue) 渋谷公会堂 チケット料金:前売 ¥4,500 / 当日 ¥5,000(各税込・全席指定) |
マオ:ボーカルのマオです。
しんぢ:ギターのしんぢです。
明希:ベースの明希です。
ゆうや:ドラムのゆうやです。
――ではお互い自分以外のメンバーの印象を一言で表して頂けますか?
マオ:ゆうやは明るい人、元気な人です。
ゆうや:あざーす。
マオ:明希は普段はどっちかって言ったらオットリ気味、お酒入ったら強いです。
――変貌・・・。
マオ:はい。
明希:強い・・・(笑)
マオ:強いです。
――(笑)
マオ:しんぢは几帳面です。
――それではしんぢさんはいかがですか?
しんぢ:マオは強い男です。明希が熱い男で、ゆうやは元気なヤツです。
――強いというのは精神的に強い感じですか?
しんぢ:そうですね。したたかです。
――(笑)
マオ:なんか強いと違ってない?(笑)
(一同笑)
――では明希さんはいかがですか?
明希:マオ君はリーダー的存在というか頼れるというか、そんな感じですね。
しんぢ君は何か面白いです、喋ることとか行動とかギリギリで。
――結構、デンジャラスなんですか?
明希:ギリギリです(笑)。ゆうや君はみんなが言ったとおりムードメーカーというか元気な感じの人ですね。
――なるほど、それではゆうやさん。
ゆうや:明希は普段はおっとりしてます、酒が入ると強いです。
――(笑)
明希:同じじゃないの(笑)。
ゆうや:あ、そうか(笑)。
――それだけ印象的ってことですよね(笑)。
ゆうや:なかなか印象的ですよ。
――なるほど(笑)。
ゆうや:しんぢ君はそうですね・・・几帳面、潔癖症です。
――そうなんですか。
ゆうや:と、言っています。
――自己申告型なんですね。
ゆうや:そうですね。で、マオ君が・・・そうですね、頭が良いですね。
――いかがですか?その評価は。
マオ:いや、あんま良くないです。
――(笑)。
ゆうや:ま、勉強が出来るのと頭が良いのとは別なんですけど。
――なるほど(笑)。
ゆうや:そうです、そういうことです。
――賢い感じということですね。
ゆうや:そうです。
――(笑)、それではアルバムのお話をお伺いさせて頂こうと思うんですけども、今回の3rdアルバム「play」は全体的に見てどのような作品に仕上がったと思いますか?
マオ:そうですね。幅の広さが売りだったりします。
――すごくバラエティに富んだ楽曲ですよね。
マオ:そうですね。この曲とこの曲はほんとに同じ人がやってるの?っていうくらいの幅がほしくて、選曲の段階でもその点を考慮しましたね。
――確かに曲によって声の出し方とかも違いますよね。それは印象的でしたね。
マオ:そうです。今回のアルバムは特に意識したというか、いろんな歌い方を今から始めたいなと思っていて、今回はそれに挑戦出来たかなと思ってますけどね。
――それはこのアルバムのタイトル「play」のテーマとも通ずるものがあるんですか?
マオ:タイトルのテーマは演奏をちゃんとするっていうのと、遊び心っていうのと、何回も再生してもらうっていう3つの・・・、まぁ、3つめはちょっと願いだったりもするんですけど、その意味が入ってます。
――確かに遊び心もふんだんに表れていて、そしてとても聴きやすいアルバムですよね。今回アルバムを制作にするに当たってサウンド面とか楽曲の面で心掛けた点とかありますか?
マオ:俺はさっきも言ったような感じで、曲毎に歌い回しとかをガラッと変えるっていうのを心掛けましたね。
しんぢ:今まで重ねものが多かったので、シンセとかで音を厚くするんじゃなくて、ギターの音の重ねで厚みを出したかったなぁというのもあって、今回はバンドを意識したサウンドを目指しました。
――なるほど、明希さんはいかがですか?
明希:しんぢ君が今、言ったとおりで、バンドサウンドっていうところでは前作よりももっと濃いものが出せたかなっていうのがあります。
まだまだ発展途上のシドの音なんですけど、その中でバンドサウンドありきのまた違った打ち込みだったりだとかっていうエッセンスがありながら、バンドの音を一番前に置けたなぁっていう。
前作とかでは敢えてだったんですけど、そうじゃない部分もあったりしたんですよね。
それはそれで良かったんですけど、今回はちゃんとシドの音っていうのがありながら、またバラエティに富んだものが出来たんで、そういうところは念頭に置いてましたね。
後は個人的に言うと、自分の楽器の強さっていうか、自分が弾いてるんだっていう音作りだったり、そういう自分が見えるっていうフレーズだったり音っていうのを個人的にすごく目指してましたね。
ゆうや:ドラムごとになっちゃうんですけど、前までの作品ってすごく録り方をキッチリしてたんですよ。
今回の作品から別に心掛けた訳ではなく何となくなんですけど、アグレッシブに録れたなぁっていう感じですね。
――それは自分の中ではドラマーとしては大きい感じだったんですか?
ゆうや:そうですね。はい。
――では収録曲についてお伺いさせて頂こうと思うんですけれども、曲によってお洒落だったりとかすごくそれぞれの曲の個性が特徴的なんですよね。それはどういうところから作ったのかなっていうのをお伺いしたいなっていうのがあったんですけど、まずは1曲目の「汚れた指」は女性の視点から歌ってる感じなんですよね?
マオ:そうですね。
――ビートも印象的だし、そういうところでどういうふうな曲にしようかなっていうテーマとかはあったんですか?
明希:サウンド的にはシド流の荒々しいジャズみたいな感じっていうのが、結成というか1枚目を作った当時からそういう特徴があって、その手のジャンルをこのメンバーでやると結構面白く出来たんですね。
他のバンドとか他の方々の曲とかではあまり見ない感じだと思ってて、そういうのをまたやりたいなっていうのとも違うんですけど(笑)、ちょっと今回は作ろうかなと思って。
自分でデモテープとかでいろいろ考えた時に、自分達じゃなきゃ出来ないぐらいの独特な間だったり、決めだったりっていうのをふんだんに入れて、尚且つサビに行く時間がすごく速い曲にしたくて、そういうところで余計なものを省いてスピード感をつけたかったってんですよね。
――この曲はアルバムの最初の取っ掛かりの曲じゃないですか。
明希:そうですね。まさか1曲目になるとは思わなかったんですけど(笑)、持って来てみたらすごくインパクトがあるなっていう。
――そうですよね、掴み的には素敵な感じになってますよね。
明希:そうですね。
――シドさん達の音楽を聴いてるとすごく音楽性の間口が広いですよね。いろいろな音楽を聴いた上で尚且つこういうのもやってみようっていう感じがするんですけれども、そういうところはあるんですか?
マオ:うーん、いやまだ、いろんなところに影響されてる途中みたいな感じですね。
一本っていうのはまだ出来ないですね。
――じゃあ、いろいろと模索してる感じ。
マオ:そうですね。
――なるほど、でもやれるんだったらいろんなものやった方が良いですよね、聴いていて楽しいし。
マオ:ほんとそのノリですね。
――それでは「chapter 1」についてお伺いしようと思うんですけれども、この曲はドラマティックなイントロとバイオリンのサウンドとかが印象的ですよね。これはどういうところでこういう曲にしようかなって思ったんですか?
明希:「chapter 1」は6月に出たシングルだったんですけど、原曲を作った時はイメージだけで絵が浮かんでて地平線みたいな大地を感じるというか、すごい抽象的なんですけど、そういう力強い歌にしたいと思って、例えばギターだったりベースだったりとか、ドラムだったりとかをイントロの主役にしなかったのは、一番自分の中で起伏が激しいと思う楽器がバイオリンだったんですよ。
荒く弾けばものすごいリアルに荒さが伝わるし弱く弾けば綺麗に響くというか、そういう感情的な楽器をイントロに持って来たくて、フレーズから何から考えて作ったんですけど、それで後はサビでは空に向かう感じというか、飛び込んで行くようなイメージで作りました。
――スケール感が大きい曲ですよね。
明希:そうですね。初めに睨んでた自分のイメージっていうのは、地平線だったりとか大きな感じだったんで、そういうところは最終的に的がズレずに作れたかなって思いますね。
――そうですね、この曲もとても素敵な曲だなと思いますね。
明希:ありがとうございます。
――そして「シャッタースピード」、これはしんぢさんの曲なんですよね?
しんぢ:はい。
――すごいポップですよね。これはどういうところからこういう曲を作ろうかと思われたんですか?
しんぢ:今までのシドにないものっていうのをアルバムで出したくて、ここまで気さくな感じというか、ちょっと可愛いジャズみたいな、そういうのってなかったなと思って、もしかしたらシドがやったらちょっと変なのかもしれないかなとも思ったんですけど、逆にそれが面白かなと思って。
――マオさんのボーカルもとてもチャーミングですよね。
マオ:これは結構、普段の歌い方とはまた違う、良い意味で投げっぱなしっていうか。
――(笑)そうなんですか。
マオ:良い意味でカラオケっていうか。
――でもこういう面も可愛いし良いなと思いますね。
マオ:こういう面も鍛えたいですね。
――そして「Room」なんですけれども、こちらはゆうやさんの曲なんですよね?これはちょっと不思議な感じの曲ですよね?これはどういうところで作ろうかなと思ったんですか?
ゆうや:この曲は僕が作った時はもう全然不思議な感じじゃなくて(笑)。
――そうなんですか(笑)。
ゆうや:普通のビート・ロックみたいな感じだったんですけど、この曲を持って来た時にマオ君がこれってこういうふうなアレンジにした方が良くない?っていうアイデアがたくさんあって、じゃあ、そうしてみようかみたいな感じでアレンジャーの人も混ぜて、それで結局この形になったんですけど、気がついたらこんな形になってました(笑)。
――そうなんですか?(笑)
(一同笑)
ゆうや:いつの間にかこういう形になってました。
直筆サイン
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マオ:(笑)
ゆうや:もうほんとに。僕の中ではこのメロディーラインが僕のタッチです。
――あー、なるほど、出来上がったらちょっと違う子になってたみたいな(笑)。
ゆうや:そうっすね。なんか違う子が生まれてました。
――あぁ・・・そういう時もありますよね(笑)。
ゆうや:そうっすね。
――でもこの曲、とってもステキだと思いますよ。
ゆうや:僕も結果的には好きな曲になりました。
――そうですね(笑)。ではそれぞれの方に今回のアルバムの聴きどころというのを語って頂こうと思うんですけれども。
マオ:一曲、一曲、熱弁したいくらいですけど、一番の聴きどころはたぶん流れが綺麗かなと、これだけバラバラなのにアルバムの中で綺麗に繋げられたというのがありますよね。
だからこれちょっと趣味じゃないとかで飛ばしたりせず、一回流れで聴いてもらうとたぶんまた印象も変わるんでアルバムを通して聴いてほしいですね。
しんぢ:ギター的に言っちゃうと新しいところも模索したんですけど、今回のアルバムは自分の青春時代というか、ギターにかじりついてた時代とかを思い出したくて、そういう部分を意識して演奏したんです。
だから今、ギターを始めたばっかりの人とかが燃えてくれたら良いなみたいな、そんなアルバムですね。
――じゃあ、男の子にも聴いてほしい感じですね。
しんぢ:すごく聴いてもらいたいです。
――楽しみですね。
しんぢ:はい。
――では明希さんはいかがですか?
明希:聴きどころというと、まぁ・・全部なんですけど(笑)。
――(笑)
明希:自分達4人の音楽は世の中にいっぱいあるような音楽達とはきっと違うと思ってて、自信もあるんですけど、こういうクオリティの楽曲っていうのはきっとないと思うんで、きっと聴いてて新しい発見になるんじゃないかなっていうふうに思うんで、ぜひ聴いてみてほしいですね。
ゆうや:聴きどころはですね。僕、何ていうタイトルか忘れちゃったんですけど・・・・、2曲目の曲が一番良かったです。
(一同笑)
ゆうや:それを繰り返して聴く、これです!
マオ:(笑)
ゆうや:そういうことです。
――なるほど(笑)。
ゆうや:繰り返す!何回もプレイするっていうことです。
マオ:2曲目ばっか?(笑)
ゆうや:2曲目ばっかプレイする。
マオ:俺が今、流れで聴いてって言ったのに(笑)。
ゆうや:アハハハ、俺も流れで聴いてほしいんですよ。
マオ:あぁ、じゃあ、一回流れで聴いた後はもう2曲目だけ。
ゆうや:そうそうそう、そういうことです。それがコツです。
マオ:で、そしたら2曲目聴きすぎてキライになるっていう(笑)。
ゆうや:たぶん大分キライになるという(笑)。
――(笑)、この後、個人的にそれぞれお勧めの曲を聞こうかなと思ってたんですけど(笑)。
ゆうや:マジっすか?それはもう全然答えますよ!
――じゃあー、メンバーの方それぞれアルバムの中で“特に”お勧めという曲をそれぞれ1曲ずつ上げて頂けますか?(笑)
マオ:俺は2曲目が・・・。
ゆうや:アハハハハ。
(一同笑)
ゆうや:もうわかったもん、顔がもうさ、怪しいもん(笑)。
マオ:(笑)いや、2曲目は誰かがたぶん言うと思うんで、俺はちょっと外して行きますね。7曲目の「ミルク」、これは俺の中でもシドの中でも新しいと思うし、作詞に関しても全然新しいところに行った気がするんで、これはほんとお勧めですね。
しんぢ:なかなか選びづらいんですけど、1曲目の「汚れた指」ですね。
レコーディングとか一番大変だったんですけど、その分すごい完成度が高く出来たなと思ってて、分厚いと思います。
明希:「罠」という歌があるんですが、ものすごくシドらしいというか、シドってどんななの?って聞かれた時に「罠」って曲はすごくシドっていうイメージにすっぽりハマる、すごく独特で良い歌で一番自分達らしい楽曲なのかなっていう意味ですごい好きな曲です。
――はい、では8曲目「罠」ということで、ではゆうやさんは。
ゆうや:僕ですか、このアルバムをずっと聴いてるとですね。ものすごくライブをしたくなるんですよ。すごいライブを早くしたいなーって思ってて、「park」ですね。
マオ:なんでずらすの(笑)。
(一同笑)
明希:言わなきゃ(笑)。
――あれー?(笑)
ゆうや:「park」です。
――「park」なんですかー(笑)。
ゆうや:「park」です。お客さんと早くライブで盛り上がりたいです。
――なるほどー(笑)。
ゆうや:お客さんとライブで盛り上がりたいです。
――楽しみですね(笑)。
ゆうや:はい。
――あの、もう1曲は良いんですか?
ゆうや:強いて言うなら、もう1曲、そうっすね、まぁ、「Room」は言うまでもないとして、「ホソイコエ」ですね。
――(笑)、あぁ、なるほど(笑)。
ゆうや:やっぱシングル、サイコー!に良い曲で。
――(笑)
ゆうや:まぁ、「Room」は当然ということで。
マオ:ハハハ。
――あっ、「Room」は当然。
ゆうや:さっきまで言ったやつのもう1コ上行ってるんで、もう言うまでもないって感じです。
――あぁ、なるほど(笑)、きっと皆さん言わなくてもわかって下さるでしょうね。あぁ、「Room」だなって。
ゆうや:まぁ、大体そうですよ、ハイ。
マオ:「Room」は曲にゆうやのあったかい人柄が出てますね。
――では一番お勧めということで、あの曲は言わなくてもわかるでしょっていうところで(笑)。
ゆうや:そうです。
――ではバンドのお話ということで、他のバンドにはないシドというバンドならではの強みはどんなところだと思いますか?
マオ:4人がバラバラ過ぎるってところですかね。
――そうなんですか。
マオ:はい、聴いてた音楽も結構バラバラだし、性格も大分違うんで、ぶつかり合うこともきっと多いんでしょうけど、その分、団結した時は強いですね。
しんぢ:やっぱりいろんなジャンルの曲が出来るということは強いことですよね。
別にそれを学んで来たとかじゃないんですけど、なんか自然にちょっと練習したら出来るようになっちゃうというか、そういうバンドだと思いますけどね。
明希:2人が言ったところが俺もそうだなと思ってて、違うところを上げるとすると、みんなそれぞれやりたいものがある中で、シドっていう中でやってて、いつもそれぞれがバラバラのいろんなフィルターを通ってちゃんと4人が納得するものが作れるっていうか、誰もバンドに対してソッポ向いてないっていう。
当然なのかもしれないんですけど、そういうところでやっぱりマオ君の言ったとおりで、バラバラだけど一個になった時はすごい強いなっていう感じじゃないですかね。
ゆうや:純粋にみんな音楽が好きっていうことじゃないですかね。
――なるほど、それでは少し音楽から外れたお話を伺おうと思うんですけれども、音楽以外で今、ハマっているものを紹介して頂けますか?
マオ:そうですね・・・。ないですね(笑)。
――あっ、じゃあ、音楽命って感じなんですね(笑)。
マオ:いや、けど釣りを始めたいなと思ってます。なんかやっぱ良いですね。
ゆうや:(笑)
――ちょっと一人になりたい感じなんですか?
マオ:いや、誰かと行きたいですね。
――じゃあ、釣りにハマりたいなっていう。
マオ:釣りにハマりたいのと、もうハマりたくないなっていう。
ゆうや:意味がわかんない(笑)。
マオ:そんな感じです(笑)。
――はい(笑)、ではしんぢさんは。
しんぢ:昨日・・・、お酒にハマっちゃいました。
(一同笑)
――ハマりたてってことですか?それともいつもハマってる。
ゆうや:いや、ハマりこんじゃうんですよ(笑)。
――あぁ・・・(笑)。
しんぢ:ハマりこんじゃいましたね(笑)。
ゆうや:クスクス。
しんぢ:風邪薬を飲んでの浴び酒は良くないなみたいな(笑)。
――それはとてもデンジャーな感じがしますね。
しんぢ:デンジャーですね、これはちょっと。最近ハマってるのは「ファイナルファンタジー」です。
――DSですか?
しんぢ:はい、DSですね。
――なるほど、健康的な感じで良いですね(笑)。
しんぢ:全然、健康的じゃないですよ(笑)。
――そうですか(笑)、お酒にハマりつつ、FFにハマるという感じですかね(笑)。
しんぢ:そうですね(笑)。
――では明希さんは。
明希:うーん、なんだろな。えーとね、料理です。運動とかも何でもやるんですけど、最近面白いかなと思ってるのが料理。
――ご自慢の一品は?
明希:いや、特にそんな(笑)。
マオ:パスタです。
――あ、なるほど(笑)。
ゆうや:すげー、マオ君が答えてる、僕も食べたいな。
――じゃあ、今度みなさんにご馳走を(笑)。
明希:はい(笑)。
マオ:リアクションなし(笑)。
明希:言われるとね(笑)。
ゆうや:イタリアで買って来たあのパスタで作ってもらいたい。
明希:いいよ、早く喋れよ(笑)。
――ではゆうやさん(笑)。
ゆうや:イタリアです!
――イタリア・・・(笑)。
ゆうや:イタリアにハマってます。
マオ:ハハハハ。
――国にハマってるんですか(笑)。
ゆうや:はい!
――パスタとかもってことですか?
ゆうや:そうっすね、パスタもそうですし、まぁ、そうっすねイタリアです。
(一同笑)
ゆうや:こないだイタリアに行って来たんですよ。
――そうなんですか!
ゆうや:撮影とかで行って来たんですけど、それ以来もう僕はもう毎日イタリア、イタリア言ってますよ。
――また行けると良いですね。
ゆうや:行きたいですねー、絶対カップめん持って行きますけどね。
(一同笑)
――懐かしくなっちゃうとか?
ゆうや:いやいやおいしくないですねー、あっちの料理、ほんとに。
(一同笑)
――そうなんですか(笑)。
ゆうや:はい、そういうところも含めて好きですね。
――イタリアの全部に惹かれてるということですね。
ゆうや:はい。
――はい(笑)。
ゆうや:(笑)
――ではそれぞれお勧めのアルバムを一枚紹介して頂けますか?
しんぢ:俺は15歳ぐらいの時に買ったアルバムなんですけど、スーパーみたいなところで500円でアルバムが売ってたんですよ。
それで長渕剛って書いてあったんですけど、あの16曲ぐらい入ってて500円だったんです。「あっ、安い!」と思って買って聴いたら、ちゃんと良かったんですよ。
――それは本当の長渕さんが歌っているCD?
しんぢ:すごいそっくりな人が歌ってるやつでしたね。
(一同笑)
マオ:似てないのもあったよな。
しんぢ:似てないのは全然似てないです(笑)。
(一同笑)
マオ:カラオケ集みたいなやつ(笑)。
――それは、しんぢさん meets 長渕剛は本物ではなかったみたいなところから始まってるんですね(笑)。
しんぢ:そうですね。
――でも一応、長渕さんの曲ということですよね(笑)。
しんぢ:はい。
――では本当の長渕さんのCDを聴いて頂くということで(笑)。では明希さんは。
明希:最近よく聴いてるのはこないだ出たトム・ヨークの「ジ・イレイザー」ですね。
――なるほど、トム・ヨークの「ジ・イレイザー」ですね、ではゆうやさんは。
ゆうや:僕はコブクロです。
――またちょっと意外なところから(笑)。
ゆうや:最近ベストが出たじゃないですか、その前に出た「NAMELESS WORLD」っていうアルバム、あれを出た当時に買ったんですよ。今でも聴いてます、ずっと。
――じゃあ、コブクロの「NAMELESS WORLD」。
ゆうや:そうっすね。もう忘れかけてたのに・・・ラジオがコブクロなんか流すから・・・みたいなあのコマーシャル、知ってます?あれ。
――知ってます、知ってます(笑)。
ゆうや:あれ、ジーンと来ますよね。
――ですよね、ではコブクロさんということで。
ゆうや:はい、コブクロです!
――じゃあ、是非ベストアルバムも。
ゆうや:買います!
――はい(笑)、ではマオさんは。
マオ:YUKIさんの「Wave」はすごい良かったですね。
――ではYUKIさんの「Wave」がお勧めということで。
マオ:はい。
――では2月からライブツアーであるSID TOUR 06⇒07 “play”が予定されていますが、ツアーの意気込みを聞かせて頂けますか?
マオ:ホールツアーが初ということもあるし、全国ツアーもまだ2回目でなんですけど、ツアーは1年振りなんで、きっと待ってくれてる人がいっぱいいると思うんですよ。
そしてこの間のツアーでキャパオーバーしちゃって入れない子とかも結構いたんで、そういう人達とかは是非見てほしいですね。
ホールでしか出来ないようなことをアルバムのコンセプトでやって行きたいですね。
――楽しみですね。
マオ:はい。
しんぢ:アルバムを引っ提げてのツアーは初めてで、CDを聴いてから来るお客さんって、曲が流れた瞬間に興奮したりするじゃないですか、そういうのがちゃんと伝わるような演奏とかパフォーマンスが出来たら良いなと思ってますね。
明希:「play」っていうアルバムがすごく良い仕上がりになって、その「play」っていう世界観をちゃんと提示出来る良いライブが出来たらなと思いますね。
ゆうや:ツアーの初日、市原なんですけど、僕の地元の方なんですよ。
そこからスタートするんで、幸先良いというか、やってやるぞ!って感じですね。
――故郷に錦を飾る感じなんですか?
ゆうや:そうですね。初めてですね、千葉の方でたぶんライブってなかなかないですね。
シドで初めてなんじゃないですかね、千葉の方でライブって。
――千葉に住んでらっしゃる方も楽しみですし、ゆうやさんも楽しみという感じですね。
ゆうや:そうなんですよー。
――じゃあ、感涙する感じでツアーが始まるんですね。
ゆうや:そうですね。
――それでは最後にファンのみなさんに向けてメッセージをお願いします。
マオ:「play」は3枚目でほんと良い出来に仕上がったんで、それを生で聴けるホールツアーを心待ちにしてて下さい。
しんぢ:今回はバンドサウンドで、新たなシドというか男らしい面が出てると思うので、その辺をライブでも楽しみにしてて下さい。
明希:次のツアーも1年振りだったりもするし、きっとライブをいっぱい見たかっただろうなぁというところもあり、でもその代わり良い作品だったりとか残せているんで、溜まりに溜まった感じをツアーに持って来てぶつけ合えればなぁと思ってますね。
ゆうや:この「play」のアルバムなんですけど、ほんとにみんなが今やりたいこと全部詰まってると思うんで、それをたくさん聴いて下さい。
――ありがとうございました。
マオ&しんぢ&明希&ゆうや:ありがとうございました。
(Text By Takahashi)