心ときめくサウンドのシャワー。
ダンスミュージックと、ロック、ポップスの幸せな融合。 その先にあるのは新たな未来を予感させるフューチャーポップ! 待ってました!!という方もたくさんいるでしょう。 ダンスミュージックという形態を取りながらもそこからはみ出してしまうような、 多種多様なサウンドを消化して来たRAM RIDERの柔軟性に富んだサウンドセンスは、ときめきと共にジャンルの垣根を越えて聴き手を虜にしてしまう。 いつでもどこでも歌って踊れる「ポータブル・ディスコ」がRAM RIDERのサウンドコンセプトというだけあって、Playボタンを一度押せば、瞬時にそこはミラーボール輝くあなただけのダンスフロアーに早変わり。あなたを「踊れる未来へ」と連れて行ってくれるのです。 先入観で聴かないでいるのは勿体なさすぎです。
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http://www.ramrider.com/ ◆RAM RIDER プロフィール◆ ギタリスト、ベーシスト、DJ、VJ等を要するRAM
RIDER CREWの中心人物として楽曲、詩、ボーカルを担当。 |
RAM RIDER:元々、子供の頃からコンピューターが好きで、小学校の高学年位で1台コンピューターを買い与えられてたんです。
コンピューターの中にお絵かきのプログラムとか、音を出すプログラムというのものあって、いろいろ触っているうちにそれで音を出し始めたのがそもそものきっかけです。
ギターを買って始めたとか、楽器を何か手にして音楽を始めたっていうよりは、コンピューターから音を出すってところから始まってますね。
――小さい頃は楽器とかは特に何もされてなかったんですか?
RAM RIDER:ピアノとかはちょっとやってたんですけど、それは将来的に音楽で何かっていうよりもほんとにお稽古ごとみたいな感じで、あんまり深い興味の対象ではなかったですね。
むしろあとから音楽を始めた時に、ちょっとやってて良かったなぁぐらいな感じですね。
――では10代の時とかはずっとパソコンに打ち込みで入れてという感じだったんですね。
RAM RIDER:そうですね。
――それではRAM RIDERのサウンドコンセプトである「ポータブル・ディスコ」とはどんなものか具体的に教えて頂けますか?
RAM RIDER:これは今回のアルバムのタイトルにもなってるんですけど、そもそもダンス・ミュージックの良いところっていうのは、低音が効いているとかキックがすごく強いとか、体に振動で入ってくるとかっていうところがよく言われるんですけれど、僕は必ずしもそういうことだけじゃないなと思っているんです。
iPodとかもそうですけどイヤホンで聴いたりとか、ラジカセとかちょっとしたコンポで、別に大きい音で聴かなくても踊りたくなるようなもの、歌詞やメロディや全体の雰囲気を含めて、そういう音楽をやりたいなと思って、それを自分なりに持ち運べるディスコというか、「ポータブル・ディスコ」っていう言葉でそれを芯にやって来てるんです。
――ディスコサウンドってちょっと懐かしかったりするじゃないですか、RAM RIDERさんの音楽にはその懐かしめのディスコサウンドの要素が含まれてますよね。そういうところからもこの言葉っていうのは引っ掛けてあったりもするんですか?
RAM RIDER:そうですね。元々、僕はDJをやったり、レコードを買うのも好きなんですけど、10代の頃からそういう音楽も聴きながら、片や普通にオリコンの上位に食い込むシングルとかも普通に聴いていたんです。
結局そこのバランスを自分なりに出すのがオリジナリティかなと思っていて、TM NETWORKから入ったっていうきっかけで言えば、ずっと90年代の小室さんの曲を聴いてましたし、ビーイングだったりとかあとはコーネリアスとか、ピチカート、小沢健二さんみたいな渋谷系って言われるものも聴いていたし、そことそういうダンスものを上手くミックス出来ればっていうのがあるんですよね。
そういう意味では90年代の自分が受けた影響っていうのは包み隠さずというか、ストレートに出す方針でやっています。
――たぶん今、30代とか40代の人も聴いていて引っかかる要素がありますよね。
RAM RIDER:結構、マセてたので高校生くらいでずっと年上の人と遊びに行ったりしていたんですよ。その辺の世代の人と割と聴いていた音楽は近いというか、そこの世代の一番、末っ子のグループかもしれないですね。
――それではファーストアルバム「PORTABLE DISCO」はトータル的にどんな作品になったと思いますか?
RAM RIDER:今、お話したようなコンセプトにはめ込んだ上で、出来るだけいろんなサウンドっていうところでやってみたので、まとまりがあるかどうかわからないんですけど、自分の中のグルーヴというか雰囲気っていうのは通して作れたかなって思いますね。
――DJの方が作ったアルバムってボーカルの方をゲストに迎えてという形で多くて、あまり自分でボーカルを取る方って少ないですよね。
RAM RIDER:そうみたいですね。
――RAM RIDERさんはご自分でボーカルを取ってますよね。自分でボーカルを取ろうと思ったきっかけとかはあるんですか?
RAM RIDER:楽曲提供とか、そういう機会を頂いて自分で曲を作っている時に、シンセサイザーで打ち込んだメロディで渡しても良かったんですけど、人の声で入っていた方がより伝わるかなと思って自分の声で入れたんです。
全然プロのシンガーでもないし歌の勉強をしたことがなかったので、例えばそれをボコーダーでいわゆる音程調整をしたりとかコンピューターでピッチを調整したザックリとしたものを出したんです。それをデモテープとしてスタッフの方に渡してたら、スタッフの方からこの声の質感のままでリリースしても良いんじゃないみたいな話を頂いて、じゃあ自分でやってみようっていうのがそもそものきっかけですね。
――これはやっぱり他の方とは違いますよね。自分で歌っているというところでカラーが統一されてますよね。
RAM RIDER:あとのことはわからないんですけど、現状はとりあえず自分で歌うことで出る世界観もあるし、出してみたいっていうのはありますよね。
――今回のアルバムで5曲目の「Sun Lights Stars」はSpace Cowboyとコラボレーションしているそうですね。これってどういうきっかけからだったんですか?
RAM RIDER:これは札幌でやっているラジオの方にゲストに来てもらったのがきっかけです。
その日、僕は昼間に東京の渋谷でライブをやって、飛行機でそのまま札幌に行き、Space Cowboyをゲストに迎えて生放送をやった後、そのまま2人で一緒にクラブに行ってその日Space
Cowboyのジャパンツアーの札幌のイベントっていうのを一緒にやったんですけど、夜はずっと一緒にいたのでお話しする時間がいっぱいあって、そこでお酒を飲みながら「やってよ」みたいな(笑)感じだったりとか。
――(笑)
RAM RIDER:ラジオで放送の前の打ち合わせには全くなかったのに、僕がその場で「やってよ」って言っちゃって、社交辞令かわからないけれど、「良いよ」みたいなのがあったのを、聞き逃さずというか(笑)。
結果的に今回マスタリングでロンドンに行ったんですけど、そこでも会って一緒にお酒を飲んだりしながら話をして、仕上げもそこでやったんですけど、なにかスタッフの方がくっつけ合わせてみたいなそういうのではなくて、有機的なというか人と人の出会いがちゃんとあって旅があってみたいな感じでやりましたね。
――楽曲を作る時にはどういう点に重点を置いて作ってるんですか?
RAM RIDER:常にPOPであるということは念頭にあって、その上で自分がクラブに遊びに行って今どういうのが流行ってるかとか、また流行ってなくても自分がどういう音が好きかっていうのを常に考えながら作ってます。
あとは言葉ですね、日本語で歌ってるんでそこが出来るだけ意味のある言葉で出来るようにというか、とかくダンス・ミュージックだと「Love」とか「Joy」とか、そういう観念的なすごい幸せなone
wordに行きがちなので、出来るだけそうじゃない出来るだけ生活から切り取った言葉を使うようにしています。
――歌詞とか聴いていてちょっと違いますよね。
RAM RIDER:あぁー、そう思っていただけると。
――例えばアイドルの女の子と普通の男の子の恋の物語とか、あぁこういうのってなかったよねと。
RAM RIDER:妄想ですね(笑)。
――妄想なんですか(笑)。
RAM RIDER:はい、完全妄想です。
――ロマンティックで良いじゃないですか、あぁいう詞っていうのは結構、サクサク書けちゃいます?
RAM RIDER:自分で歌うとか、楽曲提供の時の作詞っていうのは前提ではなかったので、最初にRAM RIDERっていうのをしっかり始めるに当たって考えたのは歌詞のことだったんです。
例えば僕は電気グルーヴがすごく好きで初期の面白ラップ的なものもあったし、またまわりのアンダーグラウンドで一緒にやっていた友達でもそういうのをやっている人が結構多かったんです。
自分で歌詞を作る時に面白い歌詞っていうのは逆にちょっと作ろうと思ったら恥ずかしくて。
で、どうせだったら行ききってもっとこうテレなくキザな感じでも良いし、そうやった方が自分では逆に恥ずかしくなかったのと自分のメロディに合ってたってのもあるかもしれないですけど、そういうのもあって一個、世界観が出来上がって来たっていうところがありますね。
僕は27歳なんですけれど、27歳の男にしてはちょっと素直すぎるかなとか思いながらも、音にしっくりハマッてるし、自分でやっててテレがないから良いかなみたいな。
――全然、大丈夫ですよ。では曲を作るのと詞を作るのってどっちが簡単に作れちゃいます?
RAM RIDER:同時なんで、ほんとどっちがっていうのはないですかね。
基本的に音に絶対ハマってないとイヤで、メロディだけ作ってあとから歌詞をはめるとか、歌詞をまずズラーっと書いてそれにメロディっていうよりは、もう常に同時な感じですね。
――同時なんですか、珍しいですね。
RAM RIDER:そうなんですかね、世界観っていうかシチュエーションと登場人物みたいなのを自分なりに考えてっていうところからまず始めて、そこから歌詞とメロディを同時に作りますね。
逆に自分の実生活から切り崩した歌詞っていうのは極端に少なくて、例えば失恋したからすごい悲しい歌とかっていうよりは、さっき言ったようにアイドルと男の子がとか、小説とか映画とかマンガとか何でも良いんですけど、そういうのからインスパイアを受けたものから作ることが多いです。
――じゃあ、まずストーリを作ってって感じなんですね。
RAM RIDER:はい、そうですね。現状、多いかもしれないです。
――なるほど、これからどんなふうになって行くかも、ちょっと気になりますよね。
RAM RIDER:自分でも気になります。どうなることやらって感じです(笑)。
――ではご自分から見てRAM RIDERならではのサウンドの魅力を語るならばどんなところだと思いますか?
RAM RIDER:そうですね、ダンス・ミュージックっていう体裁で行きながら、決して単調でないというか、割と展開がスムーズに行くような楽曲が多いので、やっぱりそれがイヤホンで聴いても飽きないとか、大きい音で体を震わすような音量じゃなくても聴いて踊ってられるっていうのは自分の音の魅力というかそこを心掛けて作ってますね。
――少し直球じゃなく、そしていろんな要素が入ってるところが良いなと思うんですよね。きっとロックが好きな人も引っかかると思うし、ダンスが好きな人も踊れちゃうしっていうところは、すごい強みですよね。
RAM RIDER:10代の頃はそれこそ中学生の時にガンズ・アンド・ローゼズがすごい流行ってて、それも聴いてるし、まわりはHIP
HOP聴く友達がいたり、歌謡曲しか聴かない子もいるし、アニメの歌ばっかり聴いてる子もいるし、僕みたいにテクノとかダンス系とか、みんなそれぞれお互いの好きなものを持ち寄って聴いてたんで、決してダンス・ミュージックだけってわけじゃなく、いろいろな音楽を聴いていたんですよ。
その影響が出てるっていうのと、あと、さっきも言った自分の受けた影響は包み隠さず出すっていうところで、僕は誰の曲に似てるとかって言われることにあんまり抵抗がないんです。
そこはこれに似てるから外そうとか、こういう作り方はやめようとかっていうのは考えてないので、そこが受け入れられてるんだとすれば良かったかなと思いますね。
――こだわりなくいろんな音楽を聴いて来た結果ということですね。
RAM RIDER:はい、そうですね。
――それではちょっと抽象的な質問をしようと思うんですが、RAM RIDERさんにとって音楽とはどんなものですか?
RAM RIDER:うぁー、なんか難しいなぁ、何だろうなぁ。音楽とは何だろう・・・今は生活の全てですね。
――ないともう・・・。
RAM RIDER:ないと今ここにいないですからね。
――(笑)
RAM RIDER:はい。ほんとこれなかったらこんなダメな人間、何やってたんだろうっていうぐらい助けられてますけど。
――じゃあ、なくてはならない感じですね。
RAM RIDER:はい、そうですね。
――それではたぶんたくさんいると思うんですが、影響を受けたアーティストっていうのを教えて頂けますか?
RAM RIDER:マイケル・ジャクソン、TM NETWORK、YMO、アース・ウィンド&ファイアー、コーネリアス、Pizzicato
Five、あと誰だろ・・・いっぱい・・・(笑)。
パッと出てそんなもんですかね、ダフト・パンクとかいろいろ。
――世代から見たらちょっと年齢より大人な曲を聴いてますね(笑)。
RAM RIDER:そうかもしれないですね、聴き始めたのがたまたま早かったんでしょうね。
小学校2年生位から音楽を聴き始めて、父親の影響がすごい強いんですけど、早い段階からCDプレーヤーが家にあって、お小遣いでCDを買うっていうのが小学校の頃から習慣になってたので。
――じゃあ、おマセな子だったんですね。
RAM RIDER:そうですね、はい。
――では音楽以外でハマってるものってありますか?
RAM RIDER:音楽以外でハマってること・・・料理・・・、料理は日常的にしますけど。
――そうなんですか。
RAM RIDER:はい。本もたくさん読みますね。
――結構、音楽以外は普通に暮らしている感じなんですかね。
RAM RIDER:そうですね。なんか生活が見えないって言われるんですけどね。
――あー、見えないですね。
RAM RIDER:買い物したり、一人でいることが多いですね。
――え?そうなんですか(笑)。確かにどんな生活してるのかっていうと想像つかないですね。
RAM RIDER:角煮とかを作ってますね、麻婆とかワンタンとか。
――そうなんですか(笑)。あと犬が大好きなんですよね。
RAM RIDER:犬、大好きですね。
――今は飼ってらっしゃないんですよね。
RAM RIDER:はい、過去には飼ってましたけど。
――今、犬って話を聞いたら微笑みが(笑)。
RAM RIDER:犬、サイコーじゃないですか、犬、可愛いな。
――将来、いっぱい飼えると良いですね(笑)。
RAM RIDER:将来は飼いたいですね。
――では最近見た映画とかはありますか?
RAM RIDER:最近見た映画は・・・「バットマン ビギンズ」(笑)、今年全然見れてないんですよね、去年までは年間に100本位見てたんですけど。
――えっ、そんなに見てたんですか!
RAM RIDER:はい、映画好きでよく行ってたんですけど、さすがに今年は行けてないですね。
――お仕事忙しくて・・・。
RAM RIDER:はい、飛行機で見るとかぐらいです。
DVDも買ってばっかりいるんですけど、全然見れてないままいっぱい溜まってますね。
――ここ最近でお薦めのCDとかってありますか?
RAM RIDER:何だろうなぁ、よく聴いているのはJackson & His Computer Bandっていう2003年とかにデビューした人なんですけど、最近出たアルバムがすごく良いのでそれをよく聴いてます。
良いので聴いてみて下さい。
――これから将来的にチャレンジしてみたいことはありますか?
RAM RIDER:今回のアルバムではRAM RIDERプロデュースって形で一応、自分でプロデュースした形になってるんですけど、実際にはすごくいろんな面でスタッフの方に助けられて、具体的に足りないところを補ってもらった上でRAM
RIDERプロデュースの名前を付けさせて頂いてるんですけど、将来的にはその辺の今回のアルバムで覚えたこととかをきっちりこなして、まず完全な本当の意味でのセルフプロデュースっていうものをしたいです。
あとはそういう経験を生かした上で、アーティストの方を手掛けるようなものが出来ればと思います。
――ライブとかはやって行くんですか?
RAM RIDER:ライブも今年以上にガンガンやって行こうと思っています。
ライブいっぱいやりたいですね。
――ライブはビジュアルもすごいですよね、映像がありつつってやっぱり違いますよね。
RAM RIDER:そうですね、VJってクラブの文化で言うと例えばイベントがあって、DJの人とVJの人がいたら、その場で「初めまして」って言って、VJの人はDJがどんな音を掛けるのかわからないまま映像を出してて、DJの人もVJはどういう映像をやるのかよくわかってないまま一緒にノリでやってるってのが普通なんです。
僕はそれはイヤだったので、一緒に今やっているVJはずっと昔からやってるんですけど、お互いに僕はどんな映像を出すかも知ってるし、向こうは僕の曲はブレイクとかの位置とかもわかった上で一緒にやってます。
準備も一緒にやってるんで、そういうことやって初めて、照明以上の効果が映像で出るかなと思います。
それで結構、力を入れてやってるんですけどね。
――今後はどんな作品を作って行きたいと思いますか?
RAM RIDER:今回のアルバムでずっと4つ打ちのハウスっぽいというかフィルターの音とか、ディスコハウスって言われるものが中心になって来たんですけど、それは自分のやりたいこと中の一部分を先行して出した形なので、2枚目以降はもうちょっと違うジャンルに挑戦したりとか。
大きい音じゃなくてイヤホンで聴いても楽しく踊れるようなっていう基本は変わらないんですけど、それがロックって形なのかもしれないし、もっと全然違うもので、エーッ!ってことになるかわからないんですけれど、ほんとそれぐらいのつもりで、もうちょっと幅を持った上で同じテーマでやって行ければと思いますね。
――それでは最後にみなさんに向けてメッセージをお願いします。
RAM RIDER:アルバムの「PORTABLE DISCO」というタイトルのとおり、車の中とかどういう所で聴いても良いですし、聴き方も買ったらそのままMP3にしてその音質で聴いて頂いても良いですし、
海外でマスタリングしてるんですけど、ちゃんとしたオーディオで聴けばそれなりの音になるように作ってあるので、いろんなシチュエーションで楽しんで頂けたらと思います。
是非よろしくお願いします。
――ありがとうございました。
RAM RIDER:ありがとうございました。
(Text By Takahashi)