最近のロック・シーンはいまいち盛り上がりに欠けるなぁ・・・と思っていた矢先、未来を動かしてくれそうなハリウッド発のニュー・カマー、オルソンが遂に日本デビュー決定!!これが久々にきた!!と飛び跳ねてしまう位に、メロディー抜群、勢いも抜群、ルックスのまとまり感も文句なし!!・・・と少し大袈裟過ぎやしないか?と思われる程に、とにかくイイのである。理屈じゃない、音を聴け!!・・・と、声を大にして言いたいニュー・カマーがオルソンなのだ。ソリッドなギターと弱過ぎず強過ぎずな出音のバランスまでもがニュー・カマーとは思えないほどの仕上がり感。フ●ンツよりも良いんじゃないか?
話題を瞬時にかっさらったアー●ティック・モ●キーズよりも良いんじゃないか?アルバム全曲捨て曲無しときたら聴かないわけにはいかないだろう。フーバスっぽいテイストも備わっていたり、NWっぽいテイストもチラホラと顔を見せたり、とにもかくにも全曲がイイんだから凄いとしか言いようがない。
そんなオルソンのヴォーカル、ジェイソン・ペブワースとギターのジョージ・アスタシオにインタビュー!!今年のFUJI ROCK3日目に既に出演が決定している彼等のデビュー・アルバム『ブライト・アイデア』をどうぞお聴き逃しなく!!!!
◆OFFICIAL WEB SITE
http://www.orsonband.com/ ◆UNIVERSAL MUSIC WEB SITE http://www.universal-music.co.jp/ u-pop/artist/orson/index.html
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■インタビュー |
回答者:ジェイソン・ペブワース(Vo)、ジョージ・アスタシオ(G)
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―― バンド結成の経緯とバンド名の意味を教えてください。
ジェイソン(以下J):バンドは、2000年、ジョージが出したメンバー募集広告に俺が連絡したことから始まったんだ。当時、ジョージはシンガーを探していて、それで2人で一緒に曲を書くようになったんだけど、最終的には、他のバンドで活動していた残りのメンバーを見つけてジャムするようになった。バンド名は、ハリウッドのディレクター、オーソン・ウェルズから採られてるんだ。
ジョージ(以下G):5年くらい前にバンドをやろうと思ってシンガーを探していたときに、ジェイソンと出会ったんだ。オルソンというバンド名は、ハリウッドの伝説的なディレクターであるオーソン・ウェルズから採られているんだ。
―― 日本で7月5日にリリースされるデビュー・アルバム『ブライト・アイデア』のテーマとコンセプトは何ですか?
J:本当にいい曲を収録したアルバムにしたいってこと以外、特にテーマはなかった。どの曲も同じようなサウンドにはしたくなかった。最初から最後まで聴きたいと思ってもらえるようなアルバムを作りたかったんだ。ポップ・ミュージック・アーティストの中には、あるサウンドを作って、そのサウンドを基にアルバムを作ったり、キャリアを積み上げていこうとする人さえもいるけど、そういうのは、しばらくすると古くなってしまうこともある。でも、いい曲を書ければ、それは永遠に残っていくし、古くさくなることもない。それに、いい曲は伴奏がなくたって歌えるしね。
G:『ブライト・アイデア』は、バンドが5年間かけて書き上げた曲を集めたアルバムで、唯一あったコンセプトと言えば、いい曲であれば、それはオルソンの曲として合格、ということだった。
―― あなたたちのアルバムはとてもクールですね!!『ブライト・アイデア』を作っていて、最も重要だったのは何でしたか?ORSONにとって、リフやサビが大切なのではないかと思いましたが、何かこだわった点はありますか?
J:俺たちのギタリスト2人は、ギター・リフを復活させたいと思ってたんだ。俺たちは、ビッグで、ラウドで、楽しいアルバムを作りたかった。でも、そうは言っても、リフは曲そのものに比べたら、二の次だけどね。曲に派手なリフやソロが必要だと思ったら、そうしただけなんだ。
G:レコーディングが終わったときに、メンバー全員が満足しているってことが最も大切なことだったよ。
―― レコーディング中に最高だったこと、大変だったことは何ですか?何かエピソードがあれば、教えてください。
J:最高だったのは、俺たちの誰もが自分たちが何をやってるのかわかってなかったってことだね。このアルバムは友人の家で、あまり予算がない中、自分たちで作ったんだ。基本的に何もかもが実験って感じで、そこに“No”という言葉は存在しなかった。
G:最高だったのは、レコーディング中に起こっていたすばらしいことを目撃できたことだね。最も大変だったのは、満足するレコーディングにするために、何度も何度も同じことを繰り返さなければならなかったことかな。
―― あなたたちの曲はリズムが非常に強力ですが、ソングライティングにおいては何が最も重要ですか?
J:俺にとって曲で最も重要なことは、リスナーを惹きつける何かがあるってこと。大抵、それはメロディだけどね。でも、それが歌詞だったり、ドラム・サウンドだったりするときもある。曲によって違うよ。
G:リスナーに共感してもらえることだね。
―― 「ノー・トゥモロー」はダンスっぽくもあり、ロックっぽくもある曲ですね。この曲を作っていたときに何か気をつけていたことはありますか?
J:当時、俺たちは、ザ・ローリング・ストーンズのアルバム『女たち(Some
Girls)』をよく聴いてたんだ。彼らはロックとディスコを合わせたような音楽を作ろうとしていた。俺たちも、そういった音楽を作ってみようと思って作ったんだ。
G:この曲は最も早く書き上がった曲で、特に気をつけていたことはなかった。単純に、気持ちよく出来た曲なんだ。
―― オルソンは将来どうなりたいですか?あなたたちの魅力は何だと思いますか?
J:俺たちがこうやって活動してるのも、音楽に対する純粋な愛があって、どんなことでも試してみようという意欲があるからだと思う。格好をつけるためにやってるわけじゃないんだ。俺たちは本当に音楽を作るのが大好きなんだよ。できれば、みんなが俺たちに飽きるまで、そうやり続けていたいな。
G:将来的には、これまでと変わりなくずっとギグをやっていきたい。バンドの魅力は、この世の中で最高の曲を書いたってことだ。
―― バンドとして最も重要なことは何ですか?
J:このバンドで最も重要なことは、お互いのことを尊重すること、特にお互いの長所を尊重し合っていくってことだね。これはソロのプロジェクトじゃなくて、意見の一致を必要としているバンドだってことを忘れないようにしてるよ。5人の非常にクリエイティヴで、時に頑固な人間の集まりなんだ。
G:自分が楽しみながらバンド活動をやっているということ。
―― 今年のフジロック・フェスティバルに出演しますが、何か特別に計画していることはありますか?
J:みんなが身体を動かしてくれて、踊ってくれて、スマイルしてくれるようなショウにしたい。
G:いや、特にないよ。これまでのショウが完璧だからね。
―― あなたにとって“音楽”とは何ですか?
J:俺にとって音楽とは、散らかった自分のクローゼットのようなものだね。俺はどんなものも捨てずに取っておくから、色んなものがごちゃごちゃとあるんだ。音楽に関してもそうで、何か耳にすると、それを忘れることはない。いつかそれを必要とするときが来るかもしれないからね。だから、俺の頭の中にはそういったいろんな音楽があって、それはいつか使われることを待ってるんだ。
G:あらゆる状況からの完全なる逃走。
―― 最後に、日本のファンへメッセージをお願いします。
J:日本に行くのが待ちきれないよ。日本に行くことは、ロック・バンドをやってることの醍醐味のひとつで、オルソンにとっては夢が叶ったってことだ。もし俺たちを見かけたら、是非、声をかけてくれ。新しい出会いは、いつでも大歓迎だ!!じゃあ、日本で会おう!!
G:オルソンが抱いていた最も大きな夢のひとつに、いつか日本で演奏することというのがあったんだけど、今は、それが現実のこととなった。フジロック・フェスティバルに出演するのを本当に楽しみにしているよ。ありがとう。
―― ありがとうございました。