槇原敬之「Personal Soundtracks」特集
槇原敬之
時に人の人生は一篇の映画になぞらえるようにドラマティックで味わい深いもの。

槇原敬之から届けられた待望のニューアルバム「Personal Soundtracks」。
前作の「悲しみなんて何の役にも立たないと思っていた。」以来、約1年振りのリリースとなる今作はまさに槇原教之らしいとも言うべき一作。

「人生という映画の一場面を彩るBGM」というテーマで作られた今回のアルバムでは、「WE LOVE YOU.」や映画「KIDS」主題歌「Firefly〜僕は生きていく」など、シングルとしてリリースされた曲を始めとして、人が人生の中で迎える様々なシーンでのサウンドトラックとなるべく楽曲達が、バラエティに富んだサウンドと共に彼ならではの暖かで優しい視点から描かれています。

ソングライターとしての実力と才能は言わずもがなですが、映画のワンシーンを切り取ったようなリアルな情景描写と心理描写が描かれた歌詞はまさに秀逸。

彼の歌を聴いて幸せな気持ちになったり、時に涙してしまうのは、彼が歌を通して伝えてくれるメッセージが、きっと自分自身がこんなふうに誰かに掛けてほしい言葉だからなのかもしれません。

嬉しい時、悲しい時、そして辛い時、どんなときも彼の歌声はあなたの側に居てくれるはず。
人生の様々なシーンにそっと寄りそうな、そんなさりげなくも素敵なサウンド・トラック。
きっと今のあなたにピッタリな1曲に出逢えることでしょう。

マッキーが丹精込めて作り上げたニューアルバム「Personal Soundtracks」。
あなたにとっての大切なサウンド・トラックとなることを願っています。


★槇原敬之 Official Web Site★
http://www.makiharanoriyuki.com/

◆プロフィール◆

1969年5月18日生まれ、大阪府出身、
1990年デビュー、1991年「どんなときも」がミリオンセラーを記録し、
以降、今日に至るまで数々の名曲を創出。
楽曲提供も多く手掛け、中でも「世界に一つだけの花」は後世まで残る名曲として
多くの人の支持を得ている。
2004年にはアルバム総売上枚数が1,000万枚を突破、2006年にはアルバム総売上枚数が1089.6万枚となり、男性ソロ歴代1位を記録している。(オリコン調べ)
エイベックス移籍第1弾シングル「GREEN DAYS」は8月15日に発売している。

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アルバム CD | 2008/11/19 | 3300円(税込)
メーカー在庫あり:2-4日
試聴あり

■槇原敬之 インタビュー

――今回、約1年ぶりとなるニューアルバム『Personal Soundtracks』がリリースされますが、アルバムの構想ができたのはいつ頃ですか?

槇原:2008年の4月、5月くらいかな。僕らの世代って、アルバムを買って最初から最後まで聞くスタイルが一般的だったけど、最近は好きな曲を1曲ダウンロードすることが多いじゃないですか。

ある意味、音楽に対してシビアな世の中になった。
でもそれって僕らの曲作りにとっては良いことで。「アルバムに入っているから聴く」のではなくて、「単体で聴いても良い」と思ってもらえる曲をちゃんと作りたいと。

だから、今回は敢えてバラバラに曲を作りました。さらに、1曲1曲を作るにあたって、“僕たちは何のために曲を作っているのか”をしっかり考えようと思ったんです。

――考えた末の結論がタイトルになった『Personal Soundtracks』というわけですか?

槇原:そうですね。音楽って、結局聴いてくれた人がスタートラインに立つための手引きをしてあげることぐらいしかできない。

でも、確かに本番には付き添えないけど、その人が悲しみや苦しみという困難にぶち当たった時の応援歌になるもの。そこに立ち返ってもう一度曲を作ろうと、できあがったのが『Personal Soundtracks』。
その中の1曲でもいいから、聴いてくれた人の“人生という映画の一場面を彩るBGM”=サントラになってほしいという願いを込めました。

――特にお気に入りの楽曲は?

槇原:すごく恥ずかしいんだけど……全部、気に入っています。
自分の曲を愛しちゃっているから(笑)。
自分の手で何かができあがるのは未だに僕の喜びなんです。
まぁ強いて挙げるなら、『Hey...』かな。
「あぁ、今年もこういう曲が書けた」って思えた曲ですね。

実は、僕がここ10年くらい曲作りのテーマにしているのが“生きる”“死ぬ”ってことの本質に触れること。
まさにそれができた作品だと思います。

『Hey...』は、友達の死に向き合った歌で、僕自身の実話。
自分のソウルメイトを亡くしたのは初めての経験で、整理がつかない気持ちがいっぱいあったんです。

例えば、「登録している彼の携帯番号の先には、今何がつながっているんだろう」とか。
送ったメールに返事が返ってこない現実も不思議で仕方なかった。
そういう気持ちをそのまま素直に綴るうちに、気づいたら歌になっていたんです。
彼と僕の間柄のおかげか、割と明るい歌になったのも気に入っている理由のひとつですね。

――完成したアルバムに対しての感想は?

槇原:「僕らしいポップなものになったな!」と。
僕の曲作りの原点である“語感に合わせたメロディ作り”に回帰しているせいかもしれません。

だから、僕の得意とする「なんか懐かしい」と思わせるような曲が揃ったアルバムになったと思いますね。

――最後に、ファンの皆さんに向けてメッセージをお願いします!

槇原:今回のアルバムは今までリリースしたアルバムの中で唯一、BGMで聴けるものに仕上がったので、お掃除でもしながら、ぜひ。
もちろん、がっつり浸りたい場合にも聴きごたえ抜群の1枚に仕上がっています!

また、来年の3月からは、3年ぶりの全国ツアーを行いますので、絶対来てください!!

(Text by Takahashi)




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