まさに“赤い彗星”の名に相応しくレゲエ界から颯爽と登場したフィメール・レゲエ Dee Jay。
彼女の名前はlecca。 4月26日にleccaがミニ・アルバム「Dreamer」でメジャーデビューを果たす。 MCからコーラス・ワーク、そしてトラック・メイキングまで一人でやってのけてしまうというツワモノだ。ダンスホール・レゲエを基盤としたサウンドにストレートな言葉で綴られたリリック、日本人離れしたパワフルなボイスもまた何ともカッコイイ。 leccaならではの自由な発想から生まれるその作品の世界観は、音楽のジャンルという垣根を越えて、彼女の作品をとても親しみやすいものにしていると思う。普段はレゲエはあまり聴かないというタイプの人にも入りやすいのではないのだろうか。 そしてその前向きでポジティブな姿勢とアネゴ肌的な気風の良さは、彼女の作品が同世代の女性達に共感を得ることは間違いないだろう。 leccaはいつだって女の子達の味方だ。彼女が女の子達のオピニオンリーダー的な存在になる日も、そう遠くないかもしれない。 熱砂に照り付ける太陽の如く、熱いソウルを感じさせるleccaのボイス、来るべき夏に備えて今から予習しておくことをお薦めする。
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◆lecca プロフィール◆ 1999年 Plastudy Music School入学。ボイス・トレーニングを受ける傍ら、ダンスや音楽理論を学ぶ。在学中、秋葉原のCLUB
GOODMANでの、スクール主催のライヴに毎回出演。
2000年シンガーとして、渋谷ASIA、VUENOS、池袋BED、横浜BRIDGE、PURE、六本木COREなどを中心に、レギュラー・イベントを含め、多数出演。 2002年大学卒業後、武者修行と称して、ニューヨーク、トロントに半年間滞在。現地アーティストとの楽曲制作や、現地クラブでのオープン・マイクを握るなど、アーティストとしての経験値を上げる。またこの頃から、シンガーから、レゲエ・ディージェー寄りのMCスタイルへと徐々に変化していく。 2003年帰国後、国内での活動を再開。HIPHOPユニット"LEGNIS"にMC、トラック・メーカーとして参加。横浜BRIDGE、LEZARD、MATRIX、渋谷VUENOS、ROCK WEST等、精力的にライヴ活動を展開。 2004年以前より交流のあったレゲエ・シンガー"PANG"とのコラボレーション開始。"PANG"のミニ・アルバム「ゆらり」、「あは!」に、MC、コンポーザーとして参加。PANGとともに、沖縄恒例のイベント「Japan Reggae Festa in Okinawa」に初出演。 2005年 ALPHA ENTERPRISEより、14曲入りのフル・アルバム「烈火」にてインディーズ・デビュー。(この作品が外資系レコード店"HMV "のBest Of 2005 インディーズ"indies reggae & ska Top 10"で10位を記録) ダンスホール・レゲエをベースにしつつも、そのジャンルにとらわれないオリジナルなスタイルが注目を集め、ロング・セールスを記録。"PANG"のミニ・アルバム「stage by stage」に、東海地区で話題沸騰中のレゲエ・デュオ"MEGARYU"とともに参加。昨年に引き続き「Japan Reggae Festa in Okinawa」に出演。夏にリリースされた"PANG"の1stフル・アルバム「PANG」に参加。 2006年「REGGAE Japansplash'06 SPRING」に、GREGORY ISAACS、MARCIA GRIFFITSらと出演。数少ないDee Jayスタイルの女性アーティストとして、レゲエ・シーンはもとより、音楽シーン全体からの注目度も高い。 |
lecca:ミュージシャンというものに憧れたことはなかったんですけども、音楽にずっと興味はあって、家族がみんな音楽好きで、その影響もあって小さい頃からクラシックとかオペラ、ロックとかを聴いていたんです。
たぶん自分が音楽をやりたいと思ったのは中学3年とか高校1年ぐらいの時で、その頃すごいHIP HOPミュージックが増えて来てて、そこで自分はDJとかをやったりとかしていたんですけども、その流れとあともう一つ、その当時ミュージカルを観に行っていたんですけど、「ミス・サイゴン」っていうミュージカルを観たんですよ。
それは本田美奈子さんが出てる「ミス・サイゴン」だったんですけど、私が観たのはたぶん本田美奈子さんじゃないダブル・キャストのもう一人の方のステージだったんですけど、それを観てすごい衝撃を受けて、すぐにCDを買って来て、夜に家で一人で練習したりとかしてたんです。
なので最初はミュージシャンじゃなくて、ミュージカルに出たいとずっと思ってて、そのステージに自分も立って、歌ってみたいなって思ってたのが、たぶん一番最初だと思うんです。
でもそれが一体自分はどんな音楽をやりたいのかっていうこととはまだ結びついてなくて、その当時は音楽として一番好きだったのはHIP HOPとかR&Bだったんですけど、その形態として声を使って何かをするミュージカルのスターっていうのにすごい憧れていて、でもそれが一体どうやって繋がるのかっていうのは、まだわからない状態だったんですけど、その気持ちだけはたぶんその時に生まれてたんだと思います。
――じゃあ、まだ何が出来るかとかわからないけど、歌ったりしてみたいなっていうところだったんですね。
lecca:そうですね。
――そこからレゲエに繋がって行くきっかけというのはあったんですか?
lecca:もうーメチャメチャいろんな寄り道をしてるんですけど(笑)、高校時代のところから始まって、その後は歌を習いにボイトレに行って、そこでPANGちゃんとかとかも知り合ったんですけど、そこでは声を使って表現することをだんだん知りながらアメリカの音楽を練習していて、その当時はずっとR&Bを中心に歌ったり書いたりしてたんですけども、でもすごくむずかしかったんですね。
自分にとって言葉数がすごく少ないし、使って良い言葉が限られているから、例えば今回「Shopping」で言ってるような言葉とかって選び方を間違えると色モノになったりとか、すごく稚拙なものになったり、カッコ悪いものになったりするから、R&Bの歌では絶対使えないと思うんですよ。
どうやって言葉を選んだら良いのかっていうのがわからない状態で歌を歌ってて、その後に一回NYとカナダのトロントに行ったことがあったんですけど、その頃にラッパーの人からすごく影響を受けたんですね。
もともと友達でも結構いたんですけど、NYで出会う人がみんな日本人もアメリカ人もラッパーの人で、そのラッパーの人達って曲を書く時に考えるよりまず先に言葉になってしまうっていうところがあって、一緒に雑貨店とか食料品店に買い物に行っても、野菜を目の前にして「ラップ出来る?俺やってみるよ」とか言って始めたりして。
わぁ、こんなことラップにしちゃうんだっていうか、そこですごく衝撃だったんですけど、自分がこれまで考えてた音楽はこうしなきゃいけないっていうものが、そこですごく取られて行ったというか、考えてやるものではなくて、ほんとに日記と同じで自分の感じたことをそのままリリックにして良いんだっていうのを、彼らにすごく教わって、そこから自分のスタイルがどんどん歌からラップに変わって行ったんですね。
その後に今度はカナダのトロントに行った時には、レゲエのミュージシャンの人にたくさん出会うことが出来たんですけども、ダイアナ・キングのバックミュージシャンをやってたジャンベ叩きの人とか、ギタリストやシンガーの人とかが集まって来る友達の家があったんです。
そこに行ってテーブルに座ってると気づいたら人が増えてて、気づいたら誰かが曲を弾き始めてて、誰かがそれに参加して歌を歌ったり、叩いたり弾いたりしている中で、「お前も入って来いよ」って言われたんですけど、私、何か歌える曲あったかな?とか、持ち曲なんだっけ?とか、そういうのばっかり考えちゃって、すぐには出て来なくてその時に出来なかったんですよ。
その時にすごく大好きな一人の友達が、「ちょっと待てよ」みたいに言ってくれて、「何で君は音楽をやる時にいっつもそんなに肩に力を入れて、構えてやるわけ?」みたいなことを言ってくれて、その人は素直にいろんなことを表現してくれる人だったので、「もうとにかくリラックスして、ちょっとじゃあ、こっちに来てごらん」って言われて、キーボードを前にて彼がポーンって弾くんですけど、使う音が4つしかない場合、2つ弾いて、1つだけずらしてまた2つ弾いてって、その繰り返しだけで彼はそこで曲を歌ってみせたんですね。
「ほら、これだけでもう音楽でしょ?」って言って、「そんな考えてやる必要ないじゃん」っていうふうに言ってくれた時にすごく私は自由なんだなって思ったのが、たぶんレゲエに対する最初にきっかけと言うか。
最初はレゲエという音に惹かれたと言うよりも、レゲエの持つその人達の精神の自由さっていうのにすごく惹かれて、ガチガチに決めて枠の中でやるものではなくて、何でもアリだし、何でも音楽になるし、楽しいことも辛いこともそうやって音楽になってしまうんだっていうのを教えてくれたが、その人達だったんで、そこからどんどん精神のところからレゲエに惹かれて行ったっていうのが、変化のきっかけですね。
――なるほど、枷にはめられているところがお友達が言った言葉でポンと枷が外れたってことですよね。
lecca:そうですね。
――自由なんだったっていう。
lecca:勝手に自分が枷にはめてただけなんですけども、だからきっと歌っていうのが枷にはめられているということを言ってるのではなくて、歌っていうのが一番その人に合った表現方法な場合もあるだろうし、でも自分にとっては歌じゃなくてレゲエで言うDeeJayとかHIP HOPで言うラップみたいなものが、自分にとってはすごく表現しやすかったっていうのがありましたね。
――今回はメジャーデビューミニアルバムなんですよね。今回の「Dreamer」はどのような作品に仕上がりましたか?
lecca:そうですね。今回は自分の日々作り続けてる曲の中からピックアップしてもらって作ったアルバムなので、一貫性がないと言われればそうかもしれないんですが、全部自分の子供みたいなものなので、私の持ってる曲風の中でもそれぞれ島があるとしたら、それぞれの島から抜いて来れたような状態になってるので、それを良い感じで選んでくれたと思うんですけど、自分の中ではいろんな自分のやることが見せられた良い名刺代わりになるなという感じですね。
――そうですね、名刺っぽいなっていうのはすごく思いましたね。
lecca:(笑)、なるほど。
――このアルバムを聴いた時にパーソナリティがとても出ているアルバムだなと思ったんですね。女の子が聴いた時にすごく共感を得られるんじゃないかなと思ったんですよ。素直に気持ちを書いて歌ってらっしゃるのでとても素直な方なのかなという印象を受けたんですよね。
lecca:ありがとうございます(笑)。本当はヒネくれてるんですよ、すごい(笑)、なんちゃって(笑)。
――そうなんですか(笑)、音楽の中では正直ということなのかもしれないですね。
lecca:そうですね、そのとおりです。
――今回のアルバムの聴きどころを語るならばどんなところだと思いますか?
lecca:5曲中3、4曲はそういう作りになってると思うんですが、どの曲を書く時にもサビが一番言いたいところかと思いきや、そこに持って行くまでに絶対、私は一回その主人公を落とすんですよ。
何も試練も山もないところで上手いこと乗って行ける主人公ではなくて、一回地に落ちた主人公がそれでもムクムクって頑張るところを書きたくて、「Dreamer」とか「MAMA」にしても、あと「Shopping」にしても、どうにもならなくてやっぱり苦しむところっていうのが一回は描写しているつもりなので、その中それでもやっぱりムクムクって行くっていうところが見せたいところなのかなと思うんですよね。
――曲ごとに1曲1曲ドラマがあるっていうことですよね。
lecca:そうですね。勝手にドラマにしてるんですけど(笑)。
――(笑)、そこが聴きどころということですね。
lecca:そうですね、はい。
――曲を聴いた時にリリックがすごく印象的だったんですね。素直な心情をストレートに語っているところが、ある意味ダイレクトでわかりやすいなっていうのと、leccaさんのパーソナリティも感じ取れるというところで言葉を選ぶ時にどのような点を意識して書いてるのかなっていうのを伺ってみたかったんですね。
lecca:サビを書く時、イントロを書く時、そしてバースを書く時で全然、別人格になってるので、言葉の選び方が変わって来てるんですけども、サビがたぶん当たり障りのない書き方をしていて、きわどいこととかは言わない感じなんですけども、バースがたぶん一番自由に書いているところで、バースを書く時は本当に日記を書くのと同じ感覚で普通に文章として書いているんですね。
そして最初に書いてしまいながら、どんどんいらないところを削ったりとか直したりとかをするんですけども、その後、イントロを書くのって一番最後だったりするんです。
――そうなんですか。
lecca:そうなんですよ、そのイントロを書く時には、そのイントロを聴いてみんながどういう舞台なのかっていうの想像出来るような言葉を出すようにしてるので、その部所によって全然違いますね。
――それは意図的なんですか、それとも自然になってしまう感じなんですか?
lecca:たぶん、両方ですね。意図的にそうしてるのもあったり、でも自然とそうなってて、それがクセになってるのもあったして。
――すごいですね。
lecca:(笑)、曲を書く時に昔、NYでいろいろ教えてくれた師匠みたいなラッパーがいるんですけど、その人に言われたのは普段、日常の生活で使わない言葉は使うなってことをすごく言われていて、どんどん自分から離れて行ってしまうし、虚構になってしまうから、綺麗なものが書きたいのもわかるし、そうしたいのを承知で、でもそれだけじゃなくて特にバースのところは自分の生活で使う言葉を使いなさいっていうことを聞いていたので、例えばラップをやっていた時も、その韻だけにこだわってしまうとすごく抽象的な言葉が出て来て、こんな言葉使わないよっていうのが出て来てしまったりするので、それをなるべくなくそうと思って、普段の生活で使う言葉を出来れば使って行こうというのがあります。
――それはきっと歌いたいことをストレートに伝えるためですよね。レトリックにするとどんどん意味が変わっちゃったりするからですよね。
lecca:そうですよね。やっぱりその方が伝わりにくいと思うし。
――それはありますね、今回聴いていて言われている言葉ががまるで友達が話してるみたいな感じなんですよね。例えば「Shopping」とかでも「これほんとに買って良いの?」「よく考えたら?」って言われているような感じがしたんですよね。
lecca:(笑)。
――確かに物事を伝えるっていう意味においてはそれに勝ることはないでしょうね。それでは作品を作る上でいつも心掛けているところはありますか?
lecca:さっき言ったこととちょっと被るかもしれないんですけども、何も障害がなくて上がって行ける人生ではなくて、一回叩き落とされて、何も持たなくなったゼロに戻ってしまった、しかも最初からゼロなんじゃなくて、一回ここにあったのがゼロに戻った時の精神状態を書きたいんですね。
元からゼロだったら別に悔しさもないし、辛さとかはまた違うものだと思うんですけど、元はここまであったものが一回落ちて、それをまた戻して行かなきゃっていう時の人の強さとか、それを書きたいなと思って。
自分がそうとはちょっと言えないんですけど(笑)、そうなりたいなと思ってやっているので、そういうところを書きながら、一回落ちてしまいそうな人に対する応援歌に出来たら良いなみたいな想いがありますね。
――どうして一旦落としてなのかなと思ったんですけど、それは第三者が聴いた時にってことなんですよね?
lecca:そうですね。たぶんいろんな経験をしてる人達がいっぱい世の中にはいて、最初から落ちることなく行ける人には私の曲の伝えたいところって、あんまり伝わらないかもしれないんですけど、自分がたぶんどっちかと言うと落とされまくってる人なので(笑)、全然経験の幅は狭いんですけど、叶わなかった想いとかっていうのはあるつもりなので、そういうところをでもそれでも上に行くためにっていうのを、なんか言葉にすると超単純なんですけど(笑)、そういうのを書きたいのかなと思います。
――ある意味、聴いている人を励ましたいなという感じなんですかね。
lecca:そうですね。
――このアルバムは例えばどんな人達に聴いてもらいたいなと思いますか?
lecca:何かに向けて頑張ってる女の子に聴いてほしいですね。何で女の子なの?って言われたら、女の子がスキだからなんですけど(笑)。
――このアルバムは女の子が共感するだろうなって思いますよ。なんかアネゴ肌っぽい感じがするんですよね(笑)。
lecca:なるほど(笑)、全てカッコイイわけじゃないし、全て強いわけでもないので、憧れられるほどではないと思うところもいっぱいあるんですが、でも一つだけ憧れてほしいとしたら諦めない心とか、そういう誰にも評価はされないですけど、そこだけ憧れてほしいかなって、変な言い方ですけど(笑)、すごく思いますね。
――すごくカッコイイと思いますよ、女の子達に聴いてもらうのが楽しみですね。
lecca:そうですね。
――それでは少しお話が変わりますが、leccaさんは友達からはどんな女の子って言われますか?
lecca:敵にしたくないとか言われます(笑)。切れ者とか敵にしたくないとか聞いたことがあります。たぶん友達が少ないんだと思いますよ(笑)。
――そ、そんなー(笑)、どうしてなんでしょうねー。
lecca:結構、説教キャラなんですよ。お酒に酔っ払うと説教をするか褒めるかどっちかなんですけど、褒める時もすごい怒りながら褒めるんですよ。
上から「わかる!?」みたいな「すごい私、好きなんだよ!あんたのこと!」とか言って(笑)、なんか知らないけど怒ってるみたいな、そういうなんかちょっとコワイキャラなんじゃないですかね。
――見えないんですけどね(笑)。
lecca:たぶん江戸っ子だからじゃないですけど、すごい正義感だけは人一倍強いタイプなので。
――真っ直ぐなんですね。
lecca:真っ直ぐを目指してる(笑)。
――(笑)、それでは音楽以外で最近ハマっているものとかは何かありますか?
lecca:音楽以外で・・・難しいですねー。野良猫と遊ぶことですかねー(笑)。
なんだろう、遊びとか特殊なことはあんまりしてないので。
――特にこれに凝っちゃうとかっていうのは音楽以外はそんなにない感じですか?
lecca:あんまりないかもしれないですね、映画と本はすごい好きですけども。
――それはハマると言うよりは当たり前・・・。
lecca:そうですね。特別に今これにハマってるってのはないですね。
――じゃあ、野良猫と遊ぶで(笑)。
lecca:はい、野良猫と(笑)。
――それでは影響を受けたアーティストを1人教えて頂けますか?
lecca:日本人ではRYO the SKYWALKERです。
――そうなんですか。
lecca:アメリカ人ではルダクリスっていうHIP HOPのラッパーなんですけど、この2人ですね。
――なるほど、ではお薦めのアルバムを1枚紹介して頂けますか?
lecca:1枚ですかー、難しいなぁー。ソルト・ン・ペパっていう3人組のラッパーの女の子がいるんですけど、彼女達のアルバムで1枚すごい良いのがあって「ベリー・ネセサリー」というタイトルだと思うんですけど、私が高校時代にすごくHIP
HOPにすごくハマってた時に彼女達がすごい精力的にライブをしていて、NO MORE AIDSのキャンペーンのライブとかをしていたんですよ。
彼女達のメッセージ性がすごく昔から好きでライブも好きなんですけど、女の子達にいつも女の子が強くなんなきゃダメよっていうのをちゃんと言ってて、男の子が出来ないところは女の子はわかるんだから、そこを女の子が強くなってもっと言わなきゃダメよっていうのをすごい言ってる人達で、母親みたいだなっていうか女の子をすごい叱りながらも愛してるところがあって、大好きなアーティストなんですけど、是非いろんな人に聴いてほしいのでそのアルバムにします。
――はい、では将来はどんなアーティストになりたいと思いますか?
lecca:なんかリポビタンDみたいなアーティストに(笑)。
――「ファイト一発!」ですか(笑)。
(一同笑)
lecca:特に女の子なんですけど、「ほんともうやる気しないやー」とか「元気ないや」とか「もうダメだ」っていう時に聴いて、「なんかちょっと楽しくなって来た」とか「あ、ちょっとやる気出て来た」って思ってもらえたら、もうサイコー!だなと思います。
――今回のアルバムはほんと女の子に聴いてほしいアルバムですよね。
lecca:そうですね、私もそうなんですよ。
――うん、だからきっと女の子に共感を得るだろうなって気はしますね、楽しみですね。
lecca:はい、ありがとうございます。
――じゃあ、今後の目標とかはありますか?
lecca:昔から私はPVが好きでHIP HOPとかだとよくMTVとかで流れてるPVを見るのがすごい楽しかったんで、そういう映像系をどんどん自分でもアイデアを出して作って行けたらっていう野望があります(笑)。
――見るのが楽しみですね。
lecca:はい、是非是非。
――それでは最後になりますが、みなさんに向けてメッセージをお願いします。
lecca:感じることはそれぞれ十人十色だと思うんですけども、出来れば自分の中でもポジティブな面っていうのが、きっと私の曲のどこかにはあるので、宝探しじゃないですけど、それを見つけて吸収して、自分の中で自由に判断して聴いてほしいなと、そして今日も元気に頑張ってほしいなということをお伝え下さい(笑)。
――ありがとうございました。
lecca:ありがとうございました。
(Text By Takahashi)