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え!?ウニ!?
そうなんです、あの“ウニ”なんですよ。 かつて“ウニ”という言葉をアルバムのタイトルに入れたアーティストはいたであろうか? “ウニ”界のくいしん坊!万才、いや違ったシンガーソングライター高野健一の10月25日にリリースされたミニアルバム。このタイトルこそが「三陸産のウニに涙したい - One Day A Happy Day ! -」なのである。 一度聞いたら忘れられなくなるようなインパクトのタイトルを持つミニアルバムだが、シンプルな言葉で語られながらもピュアな心を震わす詞の世界観、高野健一ならではのサウンドは相変わらずの健在。ミニアルバム3部作の締め括りとなるにふさわしい作品に仕上がっている。 柔らかな質感を伴ったそのサウンドの空気感は、高野健一だからこそ作り上げることの出来るもの。 なんと巷ではタイトル曲の「三陸産のウニに涙したい」が有線で問い合わせチャートで1位を獲得したという! この“ウニ”の波に乗り遅れてしまう前に、是非ともあなたも一度、三陸産のウニで涙してみるべし!!
★Official Homepage★
http://www.takanokenichi.com/ ★高野健一公式ブログ「たかのけんいちのなか」★ http://blog.livedoor.jp/takano_kenichi/ ★クラウンレコード内 高野健一サイト★ http://www.crownrecord.co.jp/artist/takano/whats.html ◆プロフィール◆ 本名:高野健一 1998年にpal@pop名義でデビュー。
自らの作品や数々のプロデュースを手掛け、各方面から厚い信頼を得て、幅広い活動を展開。 2005年12月7日にミニアルバム「will」を発表し、「高野健一」名義でデビュー。 変わらぬ高い音楽性と、いわゆる「シンガーソングライターとして」詞世界やヴォーカルワークに新境地を見せ、高い評価を得た。 基本的に全作品の作詞、作曲、編曲、演奏、録音、ミックス、マスタリングまでを自身でこなす。 また、常に新たな表現方法を模索する中で、詩人として既に2作のCD付き詩集を発表、 いずれも発行部数にして一万部を超える実績を上げている。 無類の温泉好き。 ■高野健一 3rd.ミニアルバムレコ発記念ワンマンライブ決定!! 06.11.2(木) @渋谷 club asia [会場アクセス] 【チケット情報】 |
高野:チョー!スムーズした。
――えー(笑)。
高野:6月に出来てましたから曲は(笑)。
――早い(笑)、じゃあ、全然つまずくこともなく・・・。
高野:全く。
――苦労なくって感じ。
高野:全く苦労なく!
――じゃあ、良い感じで締め括りになるわけですね。
高野:そうですね、はい。
――3部作それぞれカラーが違う感じに出来上がったんですけど、この短い期間の中で3作を連続してリリースするっていうスタイルは、振り返ってみるといかがでしたか?
高野:その分だけいろいろといっぱい曲は作ったんで、それを割とリアルタイムに近い形で出せたのはすごい良かったですね。
――1年に1枚とか出すよりも良かったということですね。
高野:そうですね。
――じゃあ、今後どんどんこういうのもトライしてみようかなという感じなんですか?
高野:そうですね、発売形態とかは別に僕は何も考えてないですけど、普通にフルアルバムとかシングルとかも、たまには良いかなと思いますけどね。
――それぞれ色が違う作品になったわけじゃないですか、「will」があって「Yes.」があって、今回の「三陸産のウニに涙したい」はトータル的にどんな作品に仕上がったと思います?
高野:うーん、ふざけ半分ですね(笑)。
――だ、ダメじゃないですか(汗)、どうしてそういうことを(笑)。
高野:(笑)、いや、ホントですよ!もう笑わそうとしか思ってないぐらい(笑)。
――間違ったアーティストの方向性な気がするんですけど(笑)。でも作品としては別に中身はふざけたりしてないし、他の曲とかとても真面目じゃないですか。
高野:そうですかね。結構、笑いながら作ってましたけど。「アンテナスイッチ」の"って感じ"とかも、何だこれ?みたいな(笑)。
――(笑)
高野:でもそれぐらい気持ちにゆとりはありましたね、良いふうに解釈するとですけど。
――印象的にはスケッチブックみたいな感じがしたんですね。
高野:はい。
――高野さんって個人的な感じの歌詞が多いんですけど、日常生活の中のふとしたものとかを写し取っているような印象があったんですよね。「Yes.」はテンションの高いアルバムになっていて、今回っていうのはニュートラルな感じという印象が強かったんですよね。まぁ、ふざけてるのかもしれないですけど(笑)。
高野:(笑)、でも例えば「Yes.」とか「will」はラブソングが多かったんで、それで気持ちが一方通行で真っすぐな線上に言葉を置いて行くとなると、ボキャブラリーにしても温度とかにしても、やっぱり限られてると思うんですよね。
でも今回はそういうのはあんまりなくて、ラブソングよりも割と一人称的な歌が多いので、そうするとこうバッと使える言葉とかも増えて来るんです。
だからさっき言った気楽になった分っていうのものあるんですけど、やっぱり言葉選びに関しては全く枠組みなしなところで、今までになく自由に出来たかなとは思いますけどね。
――より身近な感じがしますよね。こんなことを考えているのかなとか、高野さん自身に近づいているっていう気はしますよね。1曲目の・・・タイトルがある意味、問題作!?(笑)の「三陸産のウニに涙したい」はどうしてこのタイトルにしたんですか?
高野:タイトルは一番最後に付けたんですけど、バーッと曲が出来て、じゃあ、タイトル何にしようってなった時に、そこの一行が一番面白いかなと思って付けたんです(笑)。
――(笑)、アルバムのタイトルにしなくても良いじゃないですか(笑)。
高野:いや、何かもう今回のアルバムはこの曲が全てなので(笑)、わかりやすいように。
――いやぁー、ウニってタイトルにしてる人いないですよね。
高野:まぁ、いないでしょうね。
――今までいないですね、"初"ですね。
高野:そうですね(笑)。
――でもこの1曲目の「三陸産のウニに涙したい」もそうなんですけど、詞の中に"悲しみ"とか"涙"とかが全般的に出て来ていて、この歌も涙したという言葉いっぱい出て来るじゃないですか、結局これって裏テーマは"涙"なのかなとか、ちょっと思ったんですよね。どうしてこう"涙"っていうところに引っ掛けているのかなっていうのが気になったんですよね。
高野:でも元々、僕、"涙"とかほとんどの歌に入ってますけどね。それは前の「Yes.」から「will」から全部そうですね。
――全般的にいつも入ってはいるなと思ったんですけど、今回ってテーマって"泣いたって"っていうところが出て来るので、その時にどうしてかなって思ったんですよ。涙することってどうなんだろうなって。
高野:なんかあんまり考えなかったですけどね(笑)。
――そうなんですか、幸せイコール涙って表裏一体みたいなところが高野さんにあるのかなって、ちょっと思ったんですよね。幸せで泣けちゃったとか純粋な感情とかに。
高野:なるほど、まぁ、でも結構、身近なんじゃないですかね。結構、泣くんだと思いますよ、よく。
――素直にっていうことなのかなっていう気もしますね。自分の感情に素直にっていうところで"涙"って言葉を使っているのかなって思ったりしましたね。今回って「三陸産のウニに涙したい」のElectronic Ver.とAcoustic Ver.の3つのタイプのバージョンが入ってるじゃないですか、これはどうしてなんですか?
高野:ウニ押しですね。
――えっ、もうー!(笑)。
高野:"ウニ""ウニ""ウニ"。
――これオールリピートで聴いたら3曲続けて"ウニ"なんですよ。
高野:そうです、ウニ押しですから、とにかくウニ押しなんですよ、これは(笑)。
――(笑)、そんな畳み掛けなくても。
高野:しかもそのElectronic Ver.にはウニの声っぽい音も入っているという。
――え、ウニの声ですか!?
高野:うん(笑)。
――もうー(笑)。
高野:"ウニ""ウニ"って聴こえると思うので(笑)、それを意識して聴いて下さい。
――(笑)、やだなぁ、もうー(笑)。すごいですねーもうウニ評論家とかになった方が良いかもしれないですね(笑)。
高野:僕、だって、明後日またウニが届きますから(笑)。
――えー、まだ食べてるんですね(笑)、今回のテーマは"ウニ"なんですね。
高野:そうですね。
――"ウニ"への愛を書いたミニアルバムなんですね。
高野:そうです(笑)。
――こんなこと言って良いのかなぁ、困ったなぁ。
高野:でも、相当食べましたね、今年、夏だけで(笑)。
――今年は良い夏でしたね(笑)。あまりのウニのおいしさに作ってしまったミニアルバム・・・。
高野:そういうことではないですけど(笑)、どっちかっていうと曲が先で、"ウニ"って付けたらなんか面白いから、よし!じゃあ、俺もこれに乗っかろうみたいな。
――ふぅーん、で、アルバムタイトルに。
高野:そうそうそう(笑)。
――すごい、こう・・・リコメンド書きづらい感じの。
高野:え!メチャメチャシンプルじゃないすか(笑)、"ウニ"に乗っかってんですよ(笑)。
――もうー、今日、どうしようと思って来たんですよ。昨日の夜、悩んだんですよ。
高野:そうですか、えぇー、でも詞は良い詞じゃないですか、どれも。
――うん・・・・(笑)。
高野:アハハハ、自分で言ってるし、いや、良い詞ですよ。
――"ウニ"の歌だけがあまりにもインパクトが強い。
高野:そうっすかね。
――「スイサイ」とかすごいなと思ったんですよね。
高野:「スイサイ」はちょっと異質な感じですよね。
――あぁ、確かにそれはありますね。今回はクリスマスの歌とかも入れていて、秋から冬にかけて聴ける感じになってるミニアルバムですよね。
高野:そうですね。
――夏の"ウニ"から冬のクリスマスまでという感じですね。
高野:ジャケはメチャメチャ夏ですけどね(笑)。
高野:お陰様で。
――すごい素敵なジャケットに仕上がって、写真は本城直季さんという方ですよね。これはどういうところでこの方にお願いしたんですか?
高野:スタッフの方の紹介です。スタッフの方が「この写真良くない?」って持って来てくれて、それがきっかけで決まりました。
――それでは少しアルバムから離れたお話を聞かせて頂こうと思うんですれども、高野さんは歌い始めるのって、どちらかというと遅かったじゃないですか、歌を作ることっていうのが、今までメインだったわけで、歌うことっていうのがプラスされて来た時に、高野さんにとって歌うことっていうのはどういうポジションにあるのかなっていうのを伺ってみたかったんですよね。
最初は歌わなくても良いかなって思ってたわけですか?
高野:いや、でも歌は歌ってはいたんですよね。でも作るのがコアなので、やっぱり音楽ありきでそれが歌だから歌うってことでしょうね。
――自分で歌うってやっぱり違うんですよね、人に歌ってもらうのとは。
高野:いろいろ突き詰めて行くとやっぱり自分で歌うことになりますよね。
――歌い手の方に聞いたりすると、歌はなくてはならないものって答える方も多いんですよね。
高野:そういう感じではないですね。
――自然な感じで自分で作った歌だから歌っているという。
高野:そうですね、あんまり偏った感じにはなりたくないなと思ってますね。
――それでは高野さんの中で一番大切なものって言われたら何だと思いますか?
高野:何だろうなぁ・・・確かに前までは音楽だったんですけど、もちろん今も音楽なんですけど、ここで音楽って答えるほど盲目的に音楽を過信してないかもしれないですね。
というのはさっき言ったように、気楽な感じで作ったので、作ってる当時もそうですし、今もそうですし、今はどっちかって言うとやっぱり遊びたいっていうのがあって、スキューバとかスカイダイビングとかいろいろやってるんですけど、でもやっぱり音楽になるのかな。
――音楽があるからいろんなことがって前も言ってましたものね。じゃあ、やはり音楽が大切。
高野:まぁ、視界に入ってるのはもっと別のことですけどね、いろいろね。向き合ってないですよね。
――でももう自然に。
高野:うん、それはまぁ時期的な問題でまた寒くなってくれば、家に閉じ籠もると思うんですよ(笑)。しっかり曲を作ります。
――本能に任せて素直に生きてるということなんですね。
高野:そうですね。
――それでは11月2日にはワンマンライブが決定していますが、ライブに向けて抱負をお伺いしたいなと。
高野:毎回、ライブは楽しくって歌ってて気持ち良いんですけど、もっと何か一瞬で良いから神懸かったようなスゲー瞬間を味わいたいですね。これはたぶん集中力だと思うんですけど、そこまで集中してやるにはもっともっと練習しないとダメですよね。
――あぁーそうですよね。間違ってもやめたらダメですよね(笑)。
高野:いや、そういうのはありなんですよ。全然そんなのは流れの伏線としては、そういうおチャラケたところも作らないと、僕自身がイヤなので。
――「やめ!」って言われた時に、「えっ!?」って(笑)。
高野:ザマーミロですね(笑)。
――あっ、またそんな発言を、いけないですね(笑)。神懸かった瞬間というのはどんな時に来るんでしょうね。
高野:なんかこう一瞬で良いんですよ、たぶんどれかの曲の一瞬だと思いますよ。それがちゃんとお客さんにも伝わると最高ですね。
次のライブ1時間以上で15〜6曲演るとするじゃないですか、どういう構成になるかわからないですけど、楽しい時間もあり、真面目に歌う時間もありでおチャラケたり、えー、なんだそりゃみたいなのもあり、で、そこでこうガッと集中して一瞬、何か凄いことになると良いですけどね。
――どんなライブになるか楽しみです。今回のワンマンは見逃せないライブになりそうですね。今日はどうもありがとうございました。
高野:ありがとうございました。
(Text By Takahashi)