スーツ姿がかなり決まっているこの七人からなるバンドは、ドラム & ボーカル、トランペット、トロンボーン、ベース、テナーサックス、バリトンサックス、そして、ピアノとそろっており、40年代〜60年代のスイングジャズをべースに、ロックやパンクの要素が加わり、最高にかっこいい音楽を、彼らを見たままに男気に溢れ、渋く聞かせてくれる！

1997年に結成、アメリカでもブライアン・セッツァーを中心に一大ブームとなったネオスウィングの日本の台頭となり、ジム・キャリー主演でヒットした映画“Mask"に出演、もちろんサントラにも参加の、アメリカのKing of Swing“Royal Crown Revue"とライブをするなど、インディーズですでに3枚のアルバムをだし、4枚目「フィンセント・ブルー」のがついにメジャーからリリースされることに！このメージャー１stアルバムでは、東京スカパラダイスオーケストラ」のtb担当: 北原雅彦氏を迎えて製作されており、7月7日に発売されるそのアルバムからのシングルカット「ロメオ」には、元ザ・ミッシェル・ガン・エレファントのボーカル、チバユウスケをフィーチャーしたトラックも収録。このいきなりのビッグなアーティストの参加にも、 勝手にしやがれに対する期待度がうかがわれる！

彼らの原点とでも言おうか、その40年代〜60年代のスウィングジャズの代表的シンボルの一つ、ズートスーツなど、彼らも常にそれに合わせた世界観も見せて楽しませてくれている。ミュージシャンに外見は必要ないと思ってる人にも、彼らの音楽の演奏の生々しさと迫力に、そして目から入ってくるその圧倒に、きっとやられてしまうはず。まるで映画のワンシーンに紛れ込んでしまったような、そんな絵画的なイメージと、バンドリーダー武藤昭平の渋く独特な声とドラムに、厚いブラスセクションが絡むそのジャジーで激しい音楽に、体は揺り動かされ続けるだろう！