ソウル(魂)を揺さぶるハーモニー。
彼らの放つ歌声にはそんな言葉が似合う。 その卓越したヴォーカルスキルとスウィートでソウルフルな歌声で、日本人離れしたハーモニーを聴かせてくれるFull Of Harmony。 6月1日にそんな彼らのニューシングル「涙の数だけ」がリリースされた。 そして今月29日にはFull Of Harmony初のベストアルバムとなる、シングルコレクション「SINGLES 9905」のリリースが予定されている。デビューから現在のシングルまでを網羅した、彼らの6年間の軌跡を辿るにはまさにピッタリの1枚だ。 お行儀の良い優等生なハーモニーは、美しいけれどちょっぴりタイクツだ。それゆえに時に泥臭かったり、男の不器用な優しさが垣間見えたりと、人間くささを感じさせてくれる彼らのハーモニーは、他にはない存在感と魅力を感じさせてくれるのかもしれない。 7月にはライブツアー、そして新曲のリリースも予定されているという。この夏はFull Of Harmonyの歌声を存分に堪能出来る夏になりそうだ。 スウィートでソウルフルな彼らFull Of Harmonyのハーモニー。
>> その他商品はこちら
★Full
Of Harmony Official WEB SITE★
http://www.foh.jp/ ★ビクターエンタテインメント内★ ★Full Of Harmonyサイト★ http://www.jvcmusic.co.jp/-/Discography/A016064/-.html ◆Full Of Harmony プロフィール◆ ARATA [Mid Part] Birth:1974.11.03
HIRO [High Part]
Blood type:O 印象的なボーカルと、そのキュートなキャラクターが魅力の、グループを縁の下で支えるFull Of Harmonyのリーダー。 Specialty:小内刈り Charm point:ヒゲ Motto:一期一会 Hobby:映画鑑賞 Birth:1974.04.13
YUTAKA [Low Part]
Blood type:A Hiphopトラックからスローバラードまできっちりこなす日本人離れしたヴォーカルスキルと、メロディメイクセンスを持つFull Of Harmonyのリードボーカル Specialty:3歳〜大学まで野球をやってはいたんですが。。。 Charm point: 富士山Lip Motto:天才は有限、努力は無限 Hobby:グルメ探索 Birth:1976.12.11
Blood type:O ソフトな声の持ち主で、歌はもちろんRAPにも意欲的。コーラスワークのキーマンでもあり、Full Of Harmonyのハーモニーを司る存在。 Specialty:前蹴り Charm point:何かと立ってしまう小指 Motto:ピンチ、チャンスに平常心 Hobby:サッカー 97年結成。ARATA, HIRO, YUTAKAの3人で"F.O.H"として、99年 「BABY」でインディーズデビュー。 発売後すぐに完売になる。同年秋、RE-WIND RECORDINGSより「BE ALRIGHT」でメジャーデビュー。 2000年夏に1st アルバム『Full Of Harmony』を発表。 2001年NYにてVINCENT HERBERTとコラボレーション、「ALL I WANT」をレコーディング。 2002年3月〜4月、Rhymesterの全国ツアーに全箇所参加。 2003年1月、話題の韓国映画『猟奇的な彼女』の日本語テーマ曲「I Believe」をシングルとしてリリース。 2004年からは結成当時のユニット名“Full Of Harmony”としてさらに意欲的に活動開始。 2005年、夏公開 角川映画「戦国自衛隊1549」主題歌となるシングル「涙の数だけ」を6月にリリース。 |
――それではまず最初にそれぞれ自己紹介をお願いします。
ARATA:リーダーARATAです。よろしくお願いします。
HIRO:HIROです。よろしくお願いします。
YUTAKA:YUTAKAです。よろしくお願いします。
――お互い自分以外のメンバーの方の印象を教えて頂けますか?
YUTAKA:実は寂しがりやじゃないですか、リーダーなんか。
――そうなんですか?
ARATA:僕は・・・そうかな(笑)。
YUTAKA:俺はそう思うけどね、意外と一人は寂しいみたいな。
ARATA:俺はね、三日間一人で居ると、ものすごく人に会いたくなりますね。
YUTAKA:ものすごい寂しがりやじゃないですか。
HIRO:うん、そうかもね。
ARATA:その三日後に来た時にはすごい喋りますね。
――(笑)
YUTAKA:そうですね、ほんと。
ARATA:あっ、そういう意味ではそうかもね。
――じゃあ、寂しがりやで(笑)。
ARATA:寂しがりや(笑)。
YUTAKA:HIROは自由人って感じじゃないすか、俺から見ると。
ARATA:そうだね、あんまり縛られるのはキライな。
――うーん、自由が好き。
YUTAKA:自由が好き、好きにしといてくれみたいな。
――(笑)そうなんですか。
HIRO:結構、ワガママなのかもな。
YUTAKA:ワガママというか、スタイルじゃないですかそれは。良く言えば(笑)。
HIRO:(笑)
YUTAKA:スタイルですよ、それは。
――なるほど(笑)、HIROさんはいかがですか?
HIRO:そうですね、まずはARATAかな、結構一人で生きていけないタイプかもしれないですね。
ARATA:(笑)なんでよー。
HIRO:寂しがりやから発展して(笑)、寂しがりやなのかもしれないなーっていうのは共感(笑)。
ARATA:(笑)いや、人は誰でも一人じゃ生きていけないからね。
HIRO:YUTAKAはね、なんだろ難しいよね。
YUTAKA:難しくないじゃないですか、見たままだよ、見たままというか感じてること言ってくれれば。
HIRO:聞かれるとね、あんまり普段考えたことないからね、ずっといるとね(笑)。YUTAKAはね、あー・・・・うあー・・・・。
ARATA:悩むなぁ(笑)。
YUTAKA:そんな悩むの?(笑)無だな俺、空気みたいな感じじゃない(笑)。
HIRO:空気じゃないけどー、クラスに一人はこういう人いるなみたいな。
YUTAKA:あー、なるほどね。
ARATA:どういう人なの(笑)。
HIRO:いやいや俺の中ではなんかそういう(笑)、今までの小学校、中学校、高校を含め。
YUTAKA:あー、一人はいたなみたいな、誰が、誰がそういうヤツなの?(笑)
HIRO:それが聞きたいんだと思うけど、まずそういう存在で。あの一定のテンション。
YUTAKA:あぁー。
HIRO:アップもなければダウンもない。
YUTAKA:あははは、なるほどね。
HIRO:だから典型的なO型なのかな、俺からすると。
YUTAKA:あー、そんな気にせず。
HIRO:うん、まぁ、どこにでも普通にいるみたいな(笑)。だから緊張した時とかはすごいわかりやすい。
ARATA:(笑)
YUTAKA:おまえっ、いい加減にしろよっ(笑)!!
(一同爆笑)
HIRO:だから普段はもうそういうふうだから。
ARATA:普段、一定だからってことね。
HIRO:ほんとに緊張してるんだなとか、ほんとにいっぱいいっぱいなんだなってのはわかりやすい。
――でも比較的安定したタイプってことですよね。
HIRO:ただアップダウンがあんまりないね。
――いかがですか?(笑)
YUTAKA:や、意外と、なるほどね、当たってる。当たってると言えば当たってるような気がしますね、うん。
――なるほど(笑)、それではARATAさんはいかがですか?
ARATA:HIROは俺から見ると、血液型がどうかわかんないけど、彼だけがA型なんですよね。何に対してもすごいストレートな感じがあるなぁ、詞でも音でも生活でも真っ直ぐみたいな印象がありますね。結構、何でもストレートに言ってくる感じ(笑)。
――A型の方って結構、神経質なタイプ方が多いようなイメージがあるのですが、その点はいかがですか?
ARATA:神経質という意味では、逆に俺の方が神経質だったりするんですよね。部屋のこととかすごい神経質だったりとか。HIROはね、ほんと真っ直ぐな感じ。言う事も真っ直ぐ感じかなぁ、真面目っていうのとちょっと違うんだけど、そういう感じですね、俺の中ではね(笑)。
――いかがですか?感想は。
HIRO:うん、あのね、神経質なところも確かにあるんですよね。でもすごい考えて考えて、結局はストレートなところを選んでるというか、場所によって違いますけど、結構メンバーに対してはね、意外とストレートに向かうのが礼儀だったり、ちょっと俺的な愛情的なとこかもしれないし、ストレートに言いたくなりますね。
YUTAKA:今のはすごく回りくどいけどな逆に(笑)。
――(笑)
HIRO:うん、考えてますよ俺も。
ARATA:YUTAKAはね、やっぱHIROに印象が近いんだけど。違う方面で見ると同じなんだけど、イコール場を和ませるみたいな、シリアスな空気もちょっと和ませる感じはあるかなー。
YUTAKA:そうっすかー?
ARATA:普段というか。何かこうちょっと笑える感じですね。
(一同笑)
YUTAKA:笑えるのかよ(笑)。
ARATA:笑える感じと言うか、うーん、そうかなぁ。
HIRO:それぞれ違うね。
YUTAKA:なるほどね。
――それぞれバラバラなタイプなんですね、でもだから良いのかもしれないですよね。それでは音楽のお話に移らせていただきますが、今回6月1日にニューシングル「涙の数だけ」がリリースされますが、どのような曲に仕上がりましたか?
HIRO:今回は映画の主題歌という事もあって、出来上がるまでにメロディも歌詞も含め、すごい試行錯誤した曲だったんです。その分、自分達的な愛情も今まで以上にあるし、この曲に対してすごいこだわり続けた時間っていうのも長いんで、改めてその音楽に対しての気持ちっていうのも深くなったし、いろんな意味でこの「涙の数だけ」がまた一つFull Of Harmony的に成長したところに行けるような、そういう鍵になった曲だと思うんですよね。「涙の数だけ」という曲だけで言うとやっぱり書き下ろしっていうことももちろんあって、一から映画サイドの方とコミュニケーションを深めて作って行ったんですよ。そういうところから見て、やっぱりその映画の一部として「涙の数だけ」を聴いてもらいたいなと。
――この曲は映画の内容と関連付けた部分というのはあるんですか?
ARATA:最初はやっぱり脚本を見て、曲を作ろうってところから始まったんで、あくまでも脚本を読んでの想像だったりっていうのが強い部分っていうのがあったんですけど、その分、監督さんや作詞家さんと音を作る人とスタッフを含め、みんなで何回も何回もやりとりを重ねて出来上がったという。やっぱり半分は俺達の想像もあったんで、ある意味、食い違いだったりもあったんですけど、映画を見て初めて俺達も「おー、なるほど」って思うほど、リンクしてる部分が音の面でも詞の面でもあったりしますね。
――この歌で一番、歌いたかったことっていうのはどんなことだったんですか?
HIRO:映画が過去に戻っちゃうっていうあり得ないシチュエーションなんだけど、そういうシチュエーションを通じて、登場する人物が何のために生きるかだったり、出会いもあれば失くして行くものもあるし別れもあるし、そういう悲しいところから何を見つけて行くのかっていうことがテーマだと感じたんで、僕ら的には何のために今をそして明日に向かってどうやって生きて行けば良いんだろうっていう、すごい大きなテーマから入って、別れっていう悲しみからどういうものを見つけて行かなきゃいけないんだ的なところが、すごい大雑把なんですけどそういう大きなところから歌おうみたいな、そういうコンセプトだと思うんですよね。
――今回の楽曲を歌う上でコーラスワークとか心掛けた点はどんなところですか?
YUTAKA:壮大さをすごく出そうっていうのはあったので、自分達3人の声でゴスペルのクワイヤぐらいの勢いがほしいねぐらいのとこはありましたね。あとサビに入る前にテンポが結構変わるので、人間がやるリズムなので一人一人やっぱり違うリズムがあるから、そこのちょっと合わないんだけど、ちょっと合う感みたいな(笑)、そこがたぶん一番気持ち良いとこでもあるし、すごく難しかったとこじゃないかな。そこが気にしてたとこだと思いますね。
――反対にカップリングの「Through the GATE」はどのような感じですか?
YUTAKA:「Through the GATE」はHIRO君が作詞、作曲した。
HIRO:はい。「Through the GATE」はそうですね、「涙の数だけ」っていうタイミングでまた新しい気持ちで僕らがやって行く上で、またこのシングルを通じて出会う人もたくさんいると思うんですけど、そういう人達に向けて、僕らの音楽に対する形的なものを表現しつつ、自分達的にもマイクを初めて持った時の気持ちをもう一度思い出してみて、やっぱり今も変わらずここにちゃんといるっていうのを確かめられるような、そういう曲を作りたかったんです。
――なるほど、こちらの曲もカッコイイですよね。そして今回のシングルは初回盤だけ「Rhythm」のRemixが入ってるんですよね。こっちはアップテンポなんですよね。こちらはどうして早めにRemixにしたんですか?
YUTAKA:これは行ったらあったみたいな(笑)感じなんですよ。勝手にやってたみたいな(笑)。
――そうなんですか?(笑)
YUTAKA:僕らの意図とかもうーゼロみたいな(笑)ところで始まって。
ARATA:Remix的にはね。
YUTAKA:こんなの作っちゃったんだけどどう?って聴いてみたら「おーっ」って。
ARATA:すごいカッコイイ。
HIRO:Remixって普通はこうしてとかっていうのは、言わないですからね。
YUTAKA:その人の思ったように。
――で、結果的にカッコイイRemixが出来上がったという。
ARATA:全く思ってなかったところに来たんで、やっぱり俺ら的にも新鮮だったし、こういう曲が俺らの中にあったら良いなっていう感じがあったんで、ドンピシャだなって感じですね。
――そうだったんですね。これは初回盤を買わねばという感じですよね。それではお話が変わりますが、6月29日には初のベストアルバム「SINGLES 9905」がリリースされますが、タイトルの9905は何を意味する数字ですか?
HIRO:これは何でしょうねぇ(笑)。
――(笑)
HIRO:これはベタなとこなんですけど、1999年から2005年までのっていう意味ですね(笑)。
――あー、そうなんですか(笑)。
YUTAKA:一瞬、ナゾですよね9905っていうのは。
――すごい考えたんですよ、分数なんだろうかとか(笑)。
(一同笑)
YUTAKA:なるほどねー、それもありだったなぁ(笑)。
――今、言われて目からウロコが(笑)。
YUTAKA:ものすごい単純な事ですいません(笑)。
――いえいえ(笑)、今回ベストアルバムをリリースしようと思ったのはどうしてなんですか?
ARATA:まぁ、ある種、スタッフ的な意見も正直なところあったりするんですけども、でも良い区切りかなとも思うんですよね。やっぱり何枚もシングルをずーっと出してるってこともあるし、ここで映画のタイトルを歌って、また新しい俺らのスタートだってことで、今までのシングルをまとめるっていう話があったし、これは良いタイミングかなという。
――じゃあ、一区切り的な。
ARATA:かもしれないですね。やっぱり今までの作品ももっともっと多くの人に聴いてほしいし。またベスト盤ってなると俺らがもっと選んで、こうしてってやりたいとこもあるんですけど、今回は敢えてシングルコレクションってことで出そうかなと。
――これは曲順が時系列に遡って行く感じになってるような気がするんですけど、これも敢えてタイムスリップじゃないですけど、過去に遡って行く感じにしてるんですか?
YUTAKA:あら!上手いこと言いましたね。
ARATA:じゃあ、それで。
YUTAKA:もう、それで。
(一同笑)
YUTAKA:むしろそれで行きたいですね(笑)、遡って行こうみたいなね。ほんとは音質のこととか考えると、最初に昔のが来ちゃうと、ちょっと今だと古臭く感じちゃうかなっていうのもあって違和感がないように、逆にしてるんですけど。いや、そうじゃないことにします(笑)。
――じゃあ、原点に戻るとかそういうのもありですよね(笑)。
YUTAKA:はい!むしろそれで。
――(笑)
YUTAKA:そうだったんだろうな、きっとね。
ARATA:無意識にそれがあったりするのかもね。
――それではFull Of Harmonyだからこそ生み出す事の出来るハーモニーの秘訣はどんなところにあると思いますか?
ARATA:そうですね、たぶん僕らのハーモニーってのは独特なものがあると思うんですよね。一人一人の声の個性だったり、というのが重なった時に出来るハーモニーっていうのが、また一つの俺らの個性になってるかなと思いますね。
HIRO:3人それぞれの声は一番Full Of Harmonyっていうカラーを出してると思いますけどね。あとコーラスワークっていうのは僕らの中にもともとあるリズムに対してのグルーヴ感というか、そういうのがたぶんテーマにあった上でのコーラスワークだと思うんで、そういうところももしかしたらFull
Of Harmonyのカラーになってるのかもしれないし。でもまず3人のそれぞれの声のカラーが一番のおいしいところじゃないですかね。
YUTAKA:僕はですね、やっぱり人間らしいというか泥臭いハーモニーっていうのが、F.O.Hの魅力かなっていう。奇麗なこともやったりするんですけど、そういうことをやる人達は結構いたりするので、自分達しか出せないものっていうのはもうちょっとこう泥臭い、決して上手いハーモニーじゃないのかもしれないけど、すごくパワーがあったりとか説得力があったりっていう、そういうハーモニーは今、現在グループの中では僕達しか出せないかなっていうのは思ってますね。
――それはなんかわかる感じがしますね、人間らしいというか人間くさいというか、奇麗にまとまることだけがハーモニーの全てじゃないと思うので。
YUTAKA:うん、何かそういうので逆に引っ張り合ってる感じがすごく、微妙にまとまってないみたいなね(笑)。
――そうなんですか(笑)。
YUTAKA:そうそう、微妙にまとまってないハーモニーが俺はやっぱり一番気持ち良いとこにあるんじゃないかな、っていうのは黒人さんなんかでも実はよーく聴いたらピッチが一人一人半音高いなとか、低いななんてのもあるけど、そんなことじゃなくて、みんながみんなグイグイ引っ張り合ってるから、もうそれが気持ち良く聴こえるハーモニーになってたり。ゴスペルなんかもそうですよね。やっぱりその辺に影響を受けてるから、そういうことになってるのかなっていうのはありますね。
――3人にとって歌うこととはズバリ何ですか?
YUTAKA:僕は自然なこと。歌は意外とちっちゃい頃から歌ってたし、まぁ、普通に鼻歌とか好きだったし。これからも自然に歌って行くだろうなみたいなものですね。音楽とはって聞かれたらまたちょっと違うかもしれないけど、歌っていうものは自然なことですね。
HIRO:僕もそういう面はあって、呼吸的なものに近いものもあるんだけど、反面、希望だったり挑戦だったりする。なんかね歌があるから明日へ向かう今だったり、あと自分の中でやっぱり挑戦する気持ちを与えてくれるというか。っていうものが俺は歌かもしれないですね。
ARATA:あんまり深く考えたことないんですけど、歌って何だろうとか。ある意味、そういう面ではYUTAKAが言ったみたいに自然なものかもしれないけど。もしかして今、俺の生活の中で回ってるのって歌なんで、それ考えるとやっぱり今の自分を証明するものって言ったら硬くなっちゃうんですけど、これなくなっちゃったらお前、何があんだって、ちょっと考えさせられるような感じなんで。やっぱり自分を証明するものですかね。
――やっぱりお話を聞いてると、3人とも歌がないと生きて行けないって感じがしますね。
ARATA:あんま特技がないんでね(笑)。
――(笑)、7月から夏のライブツアーが予定されていますよね、ツアーの意気込みを聞かせて頂けますか?
YUTAKA:そうですね、今回・・・・・・・・・ガンバル!
――(笑)
YUTAKA:そうですね、やっぱりツアーとかライブは今までレコーディングとかで溜めて来たストレスを発散するようなところでもあったりするので、何かそういうのが全部吐き出せれば自分的には良いし、見に来てくれるみんなには笑顔で帰って行ってもらえれば、一番大成功するかなっていう。前より更に上のところでそういうのが出来てたら良いなと思いますけどね。それに向かって・・・。
――ガンバル。
YUTAKA:グワンバル!
――(笑)
YUTAKA:っていうガンバルでした(笑)。 HIRO:ライブ=祭り的な感覚があるんで。7月ですよね、なんかちょっと夜の夏祭り的な、みんなでほんとに一つになって、帰る道だったり、次の日だったり、みんなの中で会話の一つとして、僕らのライブでのことが会話に出るぐらいな、そういう良いものになれるように。3人のボーカルの迫力と生バンドの迫力を合わせて、面白いエンターテイメントが出来たらなと思っています。
ARATA:そうですね、ライブはみんなで楽しむ感じだと思うんで。みなさんが楽しめるように、僕らも一緒に頑張りますので。
――はい。それでは最近音楽以外でハマッてるものを教えて下さい。
YUTAKA:ハマってるもの・・・俺はやっぱカメラかなぁ、そういうとこだと。
――それはカメラを写すこと、それともカメラを集めること?
YUTAKA:えーと、両方ですね、意外と。撮りにはね、実際にあんまり行けてないんですよ(笑)、時間がなくて(笑)。
――(笑)
YUTAKA:結局、スタジオでパチャパチャッとか撮ったんですけど、またスタジオか(笑)みたいな感じなので、ちょっと撮りきれてないんですけど、カメラかなぁ。最近、Lomoのトイカメラみたいなのがあるじゃないですか、それを2つぐらいゲットして、ちょっと面白い、新しいやつなんですけど、良い感じに撮れるんですよ。フラッシュが4種類くらいあって、色が結構変わったりとかして。ちょっと素人でも良い感じに撮れてしまうカメラを発見して、それで今、撮りたいんだけど撮れてないみたいな感じですね。
――撮ったらオフィシャルサイトとかにも載せてほしいですよね。
YUTAKA:そうそう、載っけたいんですけどね。なかなか良い被写体が。
――お2人とかは・・・。
YUTAKA:いーや、これダメですよ。
(一同笑)
YUTAKA:冗談ですよ(笑)。
ARATA:撮って下さいよ(笑)、良いモデルがいるんですから。
YUTAKA:良いモデルはいるんですけどね、なかなかこうね、シチュエーションとかも僕はちょっとこだわるタイプなので、モデルが良くてもシチュエーションがダメだとちょっとダメですね。あと、ポラロイドのSX70っていうカメラがあるんですけど、中古なもので見つけるのに今、苦労してるんですよね。
――じゃあ、カメラということですね。HIROさんはいかがですか?
HIRO:いろいろあるんですけどね。僕はもう5年ぐらいカメラが好きでね・・・。
YUTAKA:あっ!!そういう話は初めて今!
HIRO:ライカの方なんですけど。
YUTAKA:いやいやいや、ものすごく高いから。
ARATA:見たことないしね(笑)。
HIRO:僕ね、マイケル・ジョーダングッズ。もうね、トレーディングカードも大分集まったんですけど、やっぱ深いんですよね。よくトレーディングカードの本とかあるんですけど、僕の持ってないやつとかあるんですよ。平気でこのくらいのカードに俺ね、1万円とか出してますからね。そういうのが溜まってるんで大分レベルアップしてると思うんですけど。
――なんかオフィシャルの日記に書いてましたよね。
HIRO:あっ、見てました?あれ、カードの一部を出したんです。俺ね、唯一こんなこと言ったら、お前ダッセーなってわかってるやつに言われるかもしれないんですけど、Space Jamの時のマイケル・ジョーダンのフィギュアもほしいなぁと思ってるんですよね。
――なるほど、見つかると良いですね(笑)、それではARATAさんは。
ARATA:俺はバイクです。バイクに乗ってるのが好きですね。なかなか行ったことないようなとこ行って道に迷って、大変な事になったんです。東京も結構ちょっと田舎っぽいところもあるんだぁという所に行ったりして、バイクに乗ってますね。で、今、ほしいのは、バイク乗ってる時に僕もiPod使うんですけど、ヘッドフォンがほしいんです。後ろからこう回す感じのヘッドフォンが売ってないんですよ。基本はバイクなんですけど、バイクに乗って音楽を聴くのが、今、一番ハマってますね。
――なるほど(笑)、それでは人生で一番影響を受けたアーティストを教えて下さい。
YUTAKA:時期によって結構、自分の骨を作って来た人が違うから、どれが人生においてって言われると一番、思春期くらいのことなのかなとか。
――あー、でも思春期が一番、人格形成では。
YUTAKA:ですよね、って思うとね、俺はノリさんですね。
――ノリさんというのはとんねるずの。
YUTAKA:はい。木梨憲武さんです。
――あぁー、それはどこら辺なところが。
YUTAKA:あのね、何でも出来る感というか、自分もすごく器用な方なんですよ、そのスペシャルバージョンというか。なんかいろんなことが出来るんだけど、僕の場合は全てが別に1番ではなく、何となくマンベンなく出来るっていう感じなんですけど、そこの底上げをしたいなと思った人というか。歌も歌うし、面白いし、サッカー出来るし、絵も描けるし、オシャレだしとかね。なんかそういう部分では影響を受けたかなみたいな。喋り方とかも影響を受けてたりしますね。
――それでは木梨憲武さんですね。
YUTAKA:うん。
――HIROさんはいかがですか?
HIRO:僕はね仮面ノリダー。
(一同笑)
YUTAKA:おい、なんで被せて来るんだよ(笑)、被せて来なくて良いから(笑)。
HIRO:タカさんかな。
YUTAKA:いやいや、とんねるずでまとめなくて良いから(笑)。俺はぶっちゃけ本当にそうなんだから(笑)。
HIRO:俺は両親が商売してるんで、いつも一人だったんですよ、ほとんどやっぱりテレビだったんですけど。音楽的に言えば、スティービー・ワンダーだし、人間として影響を受けたのはやっぱりマイケル・ジョーダンだったり、古畑任三郎だったり。
YUTAKA:(笑)、架空じゃない(笑)。
ARATA:先が見えて来ないでしょ(笑)。
HIRO:田村正和さんは俺、大ッ好きなんですよ。とても熱くなってしまう人なんで、あぁいうクールに何事もこう裁いて行くっていう(笑)。
YUTAKA:田村正和さんが好きなの?任三郎ではなく。古畑任三郎の時の田村さんが好きなの?
HIRO:そう古畑任三郎の時の田村さんが。でもあれは演技をしてないと思うんです。素で演じてるって話を聞いて、あーなるほどねってそこから田村正和さんなんですけど。あぁいうなんかクールに何事も裁いて行くっていう。後はマイケル・ジョーダンとかは本を読んだ時に、ゲームが終わった後にも言ってたんだけど、何か人生っていうのは結局、誰と戦って行くのかって言ったら、やっぱり自分と戦って行って、最後死ぬ時に勝ったと思うか、負けたと思うかって、それは死んだ後じゃなきゃわからないみたいなことだったり。何かこう言う言葉一つ一つがやっぱり俺の中で、おー、なるほどねーっていう。俺ずっと大学まで野球やってたんで、逆になんかそういうスポーツマンに憧れるというか。なんかそういう言葉にいろいろと影響を受けましたね。
――じゃあ、マイケル・ジョーダンですかね。
HIRO:はい。
ARATA:僕は、ガンダムなんです。
――ガンダムは人じゃない気が(笑)。
ARATA:いや、すいません(笑)。俺も音楽的に言うと、オーティス・レディングっていう人が一番、大好きで。その人がいたから歌やろうかなと思った感じだし。あと俺、映画が大好きで、映画的に言うとやっぱりスピルバーグですね。子供の頃ずっと見てた感じがいまだにあるし、毎回ワクワクさせてくれたスピルバーグの映画かなぁ。なんかいろいろあるんですけど、でも今思えばスピルバーグの映画ですかね。後、手塚治虫ですかね。
――それではメンバーの方それぞれお薦めのアルバムやDVDを1枚紹介して下さい。
HIRO:僕はね映画で、DVDが出てるのかわからないんですけどね、「いつも心に太陽を」っていう、 西田敏行さんと観月ありささんが出てたドラマ。10歳以上年が離れてるおじさんと少女の恋の物語なんですけど、これはお薦めです。
ARATA:俺はじゃあ、普通に、フェイス・エヴァンスの「ファースト・レディー」っていう、最近の一番新しいアルバムをお薦めします。何かこう懐かしい感じのなんですけどね。
YUTAKA:僕ね、「六月の勝利の歌を忘れない」。
――あー。
YUTAKA:あのサッカーの日本代表の軌跡を追ったやつなんですけど、これをお薦めしておこうかな。僕、サッカー大好きなんですけど、これはねドラマがすごい良いんですよ。これはもう見たら男の子みんなで何かを一緒の気持ちになって行くっていうのは、ぶつかる事もありつつ、泣けますよほんとにこれ感動する。なんかそういう男の感じって良いねみたいな、これお薦め。
HIRO:僕、変えます!
(一同笑)
HIRO:DVD出てますけど、ちょっと競馬関係の「甦れシンボリルドルフ」。
ARATA:それ競馬じゃん(笑)。
YUTAKA:競馬の話なんて初めて聞いたよ(笑)。
ARATA:乗って来なくて良いよ(笑)。
HIRO:シンボリルドルフの軌跡を綴ったDVDが出てますから。
――はい(笑)。
ARATA:軌跡続きじゃん(笑)。
HIRO:それはチェックして下さい。
――(笑)、えーとでは今後、チャレンジしてみたいことを教えて下さい。
YUTAKA:あーこれはもういっぱいありますよ。僕ね去年ちょっと置いてかれた文化というのがありまして、あの2人だけ去年サーフィンデビューをしてて、僕だけ遅刻して遅れて(笑)。
ARATA:だいぶ根に持ってる(笑)。
YUTAKA:いやいや根に持ってるんじゃなくて(笑)、ちょっと去年、サーフィンデビュー出来なかったんですよ。それでもう今年はいい加減デビューしたいなと思って。ちょっと海関係ですね、やっぱ今年の夏も暑くなってほしいので。去年すごい暑くて楽しかったじゃないですか。なんかもう去年の夏が忘れられないんですね僕は。なので今年はちょっとサーフィンデビュー、ダイビングもデビューみたいな(笑)。
――海関係。
YUTAKA:はい。
ARATA:それは毎年のテーマですよね、君のね(笑)。
YUTAKA:そう(笑)。
HIRO:俺はね、もう去年サーフィンはもうとことん追及して。
ARATA:ハハハハッ!一回しか行ってねーじゃん。(笑)
HIRO:良いトコまで行ったんで(笑)。
ARATA:はえーな(笑)、乗れてないからね実は、立ててない(笑)。
YUTAKA:楽しめてないからまだ(笑)、もっと楽しいことあるから(笑)。
HIRO:わかった!じゃあ俺はショートはもう乗りこなしちゃったんで、ロングボードを今年はやります。
YUTAKA:逆だろう普通(笑)。
ARATA:落としてる、目標を落としてる(笑)。
HIRO:ショートは極めちゃったから、ロングボード極めようかな!
ARATA:パドリングしかしてない(笑)。
――じゃあ、ロングボードということで(笑)。
HIRO:ロングボード極めます!ショートは極めたからって書いておいて下さい。
――はい!(笑)
ARATA:俺、じゃあ大会に出ますかね、サーフィンのね。
――そんな、みんなサーフィンに(笑)。
YUTAKA:みんなサーフィンになるじゃん(笑)。
ARATA:じゃあ俺、バイクの免許取りたいですね。限定解除、大っきいの乗れるように。
――なるほど。
ARATA:今年中かわかんないですけど、まぁーあのーいつか(笑)。
――バイクの免許ということで。
ARATA:はい。
――それでは最後にみなさんに向けてメッセージをお願いします。
YUTAKA:大変良いシングルが出来まして、まぁ、最新なので当たり前なんですけど、ここ1年ぐらいの間では一番、自信作。映画も見に行って、映画館でまた聴くと涙の感じ方も違うと思うし、そういう聴き方をして頂きつつ。映画よりも先に出るのでこれ、初回限定っていう結構ネックなところがあるので、早めに買っておいてほしいかなみたいなことをちょっと思っております(笑)。はい、セコイですけど、でもそっちの方がいろんな自分達を聴いてもらえるよみたいな、なので出たらすぐ買って下さい、お願いします。
HIRO:これからイベントもたくさんあるし、たぶんリリースもたくさんあると思うんですけど、僕らと聴いてくれた人、ファンのみんなが一つになって、普段楽しく時間を過ごしてくれるものの一部になれるような時間をこれから提供したり、音楽を通じて感じてもらったり、そういうことが多くなって行くと思うんで、みんな楽しみに待っていて下さい。
ARATA:そうですね、やっぱり映画を見てほしいですね。テーマ的に女の子があんまり興味ないような、パッと見そういうイメージを持つかもしれないですけど、でも映画を見たら結構、人間ドラマだったり、そういう部分が強く出てる映画だと思うし、映画の中に流れる俺らの曲の感じっていうのはなかなか味わえないと思うんで、映画館に是非カップルで行ってほしいです。
――ありがとうございました。
(Text By Takahashi)