アーノルドシュワルツェネッガー主演、ターミネーター 3がDVDで登場!! |
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ターミネーター3 プレミアム・エディション 洋画 | 発売日 2003/12/19 | 価格 3980円(税抜) | DVD ディレクター:ジョナサン・モストウ キャスト:アーノルド・シュワルツェネッガー、 ニック・スタール、 クレア・デインズ、ほか
「スカイネット」が支配する未来社会。 |
アーノルド・シュワルツェネッガー主演の最強シリーズ
『ターミネーター3』が、ついにDVDとなる。 前2作のジェームズ・キャメロンに代わり、 ジョナサン・モストウがメガホンを取った本作、 サラ・コナー役のリンダ・ハミルトンと キャメロンが抜けたことにより感傷的な部分や緊迫感こそ減ったものの、 終始優れたアクションとセルフ・パロディにあふれています。初登場から20年近く経った現在、ターミネーター自体数えきれないほどパロディ化され、 パクられ、オマージュをかかげられてきました。1作目の恐怖を再現するのは、もはや不可能であることを彼はよく理解していたのでしょう。 加えて、『ターミネーター』以後積極的にコメディに 出演してきたアーノルド・シュワルツェネッガーの 「コメディアン」としてのキャラクターも、モストウは上手に利用しています。 とくに、厄介な乗り物が登場するチェイス・シーンの連続ギャグは、アクションの見せ場をことさらもり上げていました。 女ターミネーター「T-X」が建設現場のクレーン車をかっぱらい、建物や車をこれでもか、となぎ倒し、お次は消防車で追っかけっこ。 霊柩車が登場したかと思えば、トレイラーの下をくぐり抜けた結果、即席オープン・カーに改造されていたりする。怪獣大戦争…… そんな響きがピッタリのアクション・シーンは、ドキドキを通り越し、むしろ笑ってしまうのです。 10年以上の歳月を経て復活した『T-3』。それだけに 「今さら感」は拭えないわけですが、では、なぜ今となってターミネーターは戻ってきたのでしょう。たとえば、こんなおもしろい偶然があります。 第1作目が公開されたのは1984年。 アーノルド・シュワルツェネッガー同様、 元ハリウッド役者で共和党支持者のロナルド・レーガン大統領が、圧倒的な勝利により再選され、その政権第2期の幕開けとなった年でした。 第2作目が公開されたのは1991年。レーガンの元で副大統領を務め、その跡継ぎとなった共和党の大統領、先代ジョージ・ブッシュが湾岸戦争で 勝利を収めた年です。翌年、民主党のビル・クリントンが勝利を収め大統領に就任。クリントン政権下の8年間、なぜか続編は作られず、 アーノルド・シュワルツェネッガー作品の人気が衰え始めました。 そして、2003年。ジョージ・ブッシュ大統領を務める共和党政権下。正当性や内外批判はさておき、イラク戦争の勝利後に公開されたのが、 彼の久々のヒット作となった『T-3』です。 かなりイロモノ的な見方ですが、シリーズ各作品の公開年が、たしかに共和党の「勝利の年」と重なっているのです。映画事情に内通する 人たちや政治分析家たちがこぞって本作におけるアーノルド・ シュワルツェネッガーの役柄「T-850」を、州知事選のプロモーションキャラクターと呼びました。「2作目の苦労はいずこへ!?」といいたくなるような 強引な「審判の日」を設けたところで世界を救うサイボーグ戦士として登場するのだから、うなずけないこともありません。いかにも先を意識した エンディングといい、“S-850”(シュワ-850)は、これからどのように未来を変えるのか楽しみなところ。 |
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