パリ、1870年代、オペラ座では“ファントム”(オペラ座の怪人)の仕業とされる謎の事件が続いていた。
リハーサル中の事故で、プリマドンナの代役を務めることになったクリスティーヌは、その初主演のステージで喝采を浴び、幼馴染みのラウルと再会。
だが、その喜びも束の間、仮面をかぶった謎の怪人・ファントムにオペラ座の地下深くへと連れ去られる。クリスティーヌは、ファントムを亡き父が授けてくれた“音楽の天使”だと信じ密かに慕ってきたが、地下の隠れ家で仮面の下に隠されたファントムの正体を知ってしまう・・・。
1万枚売れれば大ヒットと言われている映画のサントラCDで、17万枚を越える出荷数を記録!! 映像とは別にあらためて聴いても飽きの来ないサントラに仕上がっています。DVDと合わせてどうぞ。
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「キャッツ」「エビータ」等、大ヒットミュージカルを世に送り出した天才作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーが、自身の最高傑作と認める「オペラ座の怪人」。世界18か国、100都市で公開され、8000万人が観劇したといわれ、日本でも劇団四季による全国公演で4000万人以上を動員。ミュージカル史上に燦然と輝く不朽の名作が、ロイド=ウェバー自らの作曲、脚本、プロデュースにより完全映画化され、日本における劇場観客動員数は300万人! 2005年1月29日から公開が始まった本作は、興行ランキングでは4週連続第1位、11週連続でトップ10を記録する等、大ヒット作品になった。
■最高のキャスティング“現代のモーツァルト”ロイド=ウェバー自身のプロデュースによって実現した「オペラ座の怪人」。ミュージカルの世界観を維持するため歌唱力&演技力抜群のキャストを抜擢し、吹き替えなしで熱演!ファントム役は、存在感のある演技と抜群の歌唱力で大抜擢されたジェラルド・バトラー。クリスティーヌ役は、7歳の時からメトロポリタン・オペラの舞台にたつ、現代の歌姫、エミー・ロッサム。ラウル役は2年連続トニー賞ミュージカル最優秀主演男優賞にノミネートされたパトリック・ウィルソンと実力派が揃った。
■絢爛豪華な映像は圧巻!
映画ならではの豪華さにも注目!巨額の製作費を投じて19世紀のオペラ座を再現。冒頭のシーンでは最新SFXを駆使し、ダイナミックな映像で現在から過去へのタイムスリップを演出。またストーリーの象徴ともいえるシャンデリアは、スワロフスキー・クリスタル製とまさに“絢爛豪華”! もちろん映画関係者からも高く評価され、アカデミー賞の撮影賞、美術賞、歌曲賞にノミネート。ゴールデングローブ賞の作品賞、オリジナルソング賞、主演女優賞にもノミネートされた。
なんとも豪華な映画です。タキシード着ていけばよかった、と後悔しきり。「オペラ座の怪人」は誰もが知っているミュージカルの傑作ですが、ストーリーをよく知らない人って結構多いんじゃないですか?私なんてホラーかと思ってましたし。とても哀しい愛の物語だったんですね。この映画は、本物のミュージカルを観劇しているような気分になれます。ジョエル・シューマカー監督素晴らしいです。シャンデリア落下シーンは釘付けになります。1800円で不朽の名作ミュージカルを観れただけでも感激でしたが、今度はDVDで特等席ですか!オーケストラピットにいる自分を想像しながら観ることをオススメします。
オペラド素人の人でもどっぷりオペーラーの世界に浸れること間違いなし。今は朽ち果てたオペラ座で開かれるオークション、その中でいわく付きのシャンデリアが登場すると一気に華やかな頃のオペラ座まで時代がさかのぼるシーンは圧巻。まるでジェットコースターに乗ってるかのようなスピード感です。天使のような美貌と歌声を披露するクリスティーヌ役のエミー・ロッサムも必見です。まだ10代だなんて・・・。彼女の今後に期待大ですね。愛を知らないファントムがただ愛だけを追い求める姿は心に染み入ります。迷わずサントラも買っちゃって下さい!
監督: ジョエル・シューマカー
ファントム: ジェラルド・バトラー
クリスティーヌ: エミー・ロッサム
(C)2004 Scion Films Phantom Production Partnership
(text by Ohishi)