タ広告代理店エリートクリエイター・佐久間俊介が手がけた、大手ビール会社「ミカドビール」の新商品キャンペーンのプロジェクト。だが、そのプロジェクトが49歳の若さにして「ミカドビール」副社長に就任した葛城勝俊によって握りつぶされた。しかも葛城は佐久間の今までの仕事ぶりを全て否定し、無能呼ばわりする。常に「勝ち組」の佐久間が味わった、人生最大の屈辱だった。その夜、怒りと酔いにまかせて、あてもなく葛城邸に向かった佐久間は、偶然家出をしようとしていた葛城の娘・樹理と知り合う。樹理は葛城の愛人の子として生まれ、不遇な生活を強いられていた。葛城に恨みを持つ男女二人の偶然の出会いがもたらしたものは、誘拐犯と人質になりすまして仕掛けた“誘拐というゲーム”だった。完全犯罪はプラン通りに遂行されていた。2人が恋に堕ちるまでは……。
東野圭吾の大ヒット小説「ゲームの名は誘拐」を、「破線のマリス」
「ミスター・ルーキー」などの井坂聡監督が映画「g@me」として映像化。藤木直人、仲間由紀恵という、今一番注目度の高い俳優を主演に起用し、スタイリッシュかつスリリングなサスペンスムービーを実現させた。
かつて、日本映画でも「大誘拐」「天国と地獄」「誘拐報道」など、誘拐を題材にした映画が数多く作られてきた。洋画では「誘拐犯」や現在公開中の「コール」などある(クリスティーナ・リッチ主演の「誘拐騒動〜ニャンタッチャブル」などどいうおバカな映画もあった)いずれにしても、コミカル路線なものからシリアスなものまで幅広く活用される、映画になくてはならない題材だ。本作「g@me」は、”狂言誘拐”という名のゲームで、ある男に復讐をしようとする2人の男女が織り成す恋愛サスペンス。 復讐を誓う男の愛人の娘として生まれた女を演じる仲間由紀恵は、テレビ朝日の深夜枠で火がついたドラマ「トリック」で一躍人気俳優の仲間入りを果たし、今や映画・ドラマに大活躍。彼女なしでは、この映画は成立しないと言っても過言ではない存在感をアピール。一方、復讐を誓う男に自分の存在価値を否定された男を演じる藤木直人は、俳優だけでなく、歌手としての手腕も発揮している。この2人が繰り広げる誘拐サスペンスは、原作の良さを残しつつ、原作とはひとあじ違った映画版ならではのストーリー展開。この春、話題沸騰間違いナシの邦画作品の一つだ。 |
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