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商品説明
独自の生活様式と思想を持ち、過酷な自然のなかで生きる「大自然の民」アボリジニ。しかしそんなイメージとは裏腹に、マイノリティとして町に暮らすアボリジニもまた、多くいる。伝統文化を失い、白人と同じように暮らしながら、なおアボリジニのイメージに翻弄されて生きる人々。彼らの過去と現在をいきいきと描く、作家上橋菜穂子の、研究者としての姿が見える本。池上彰のよくわかる解説付き。
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収録内容
1 | 序章 先住民は遠きにありて思うもの…? |
2 | 第1章 地方の町のアボリジニ(どの子がアボリジニ?-最初の驚き |
3 | 伝統文化から遠く離れて-ミンゲニューのアボリジニの今 |
4 | アボリジニが星の下で生まれていた頃-ローズマリーおばさんの思い出 |
5 | 殺されかけた赤ん坊-ローラの父の話 |
6 | いまも残る掟) |
7 | 第2章 港町ジェラルトンのアボリジニ(「良いアボリジニ」と「悪いアボリジニ」 |
8 | 元気なマリアンと娘たち |
9 | 親族がいっぱい |
10 | 退屈という闇) |
11 | 第3章 過去への旅(滅びるか白人になるか |
12 | 大牧場で生まれて、町へ-ドリーとジョンの物語 |
13 | 枕木の家からの出発-ジェインとマリアンの物語 |
14 | 隔離と同化の狭間で-伝統集団から切り離されたギア一家 |
15 | 「原住民居留地(Native Reserve)」での日々-ローラの物語) |
16 | 終章 隣のアボリジニ |
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