商品説明
先生は、笑顔で人にパンを分け与えながら、胸の奥に、まるで海のような悲しみを抱きつづけた詩人だった。―やなせたかしが思いを込めて編集を続けた「詩とメルヘン」の“卒業生”が、恩師の作品と人生を貫く「なんのために生まれて、なにをして生きるのか」という思想を名作詩の数々とともにひも解く感動作。
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収録内容
1 | プロローグ やなせ先生、ありがとう |
2 | 第一章 あこがれよ なかよくしよう―裏町ぐらしの下積み時代 |
3 | 第二章 さびしいひとをなぐさめたい―「詩とメルヘン」の創刊 |
4 | 第三章 死んでもひとをよろこばせたい―絵本『やさしいライオン』 |
5 | 第四章 愛がなければ生きられない―アンパンマンの奇跡の始まり |
6 | 第五章 しあわせよ カタツムリにのって―アンパンマンワールドの魅力 |
7 | 第六章 戦場にも花は咲いていた―『おとうとものがたり』 |
8 | 第七章 今日はすぐに思い出になる―最愛の人、暢さんの死 |
9 | 第八章 書いては消し、消しては書く―「いい子いい子」 |
10 | 第九章 かわりのメダカはいないんだ―なにが君のしあわせ |
11 | 第十章 夢の中にも夢はある―「詩とメルヘン」の三十年と幻の生前葬 |
12 | あとがきにかえて この人生が好き |
13 | 付録 |
14 | シークレット・ラブ 文庫版のための書き下ろし掌篇小説 |
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