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商品説明
『日本登山大系』は長く「山ヤのバイブル」として知られてきた。一九八〇年代前半に初版一〇巻、九七年に新装版一〇巻、二〇一五年に普及版一〇巻が、それぞれ刊行され、累計は一一万部を超える。もともと中級以上の登山者のための実用書であるが、歳月の経過のなかでその実用性は失われつつある。では、実用性のない『登山大系』に価値がないのかというと、そんなことはない。歴史性を帯びることで新たな意味が付与されつつある。本書はその案内として刊行される。いまはなき、あの場所...かつての仲間たちに捧げる。
収録内容
1 | 巻頭エセー |
2 | 第1章 日本の山々(北海道・東北の山 |
3 | 南会津・越後の山 |
4 | 谷川岳 ほか) |
5 | 第2章 同志的連帯の記憶(芦別岳回想 |
6 | 南会津へ |
7 | 回想・私の谷川岳 ほか) |
8 | 第3章 登山大系を読む(知床半島の山 |
9 | 日高山脈 |
10 | 一ノ倉沢 ほか) |
11 | 巻末エセー |