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商品説明
戦争、地震、原発事故、疫病、そして差別と抗争。この時代に死者を悼みつつ生き続け、新たな旅へと誘う哲学・文学・芸術とは?未知の世界への他者からの招待、その歓待に応答を試みる「魂」の冒険。友愛に満ちた21世紀論考集成。
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収録内容
1 | 解体と発明―哀悼の言説をめぐって |
2 | 旅のさとり―季村敏夫特集『日々の、すみか』 |
3 | “彼”の声を聞く、“私”のなかで―港道隆さんの仕事 |
4 | 終わりなき響き―ジャン=リュック・ナンシーのために |
5 | 死を撮ること、見せること―西井一夫の“ゼロ年” |
6 | 魂の造形家―津田新吾さん |
7 | 家族のいくつもの終焉=目的 |
8 | 深淵に置かれたオリエント |
9 | 殺生をまなざす―深沢七郎『笛吹川』 |
10 | 真理の二つの顔、あるいは敗者たちの詩人―ジャン=リュック・ゴダールのために |
11 | 名を駆け抜けたもの |
12 | いくつもの砂漠、いくつもの夜 |
13 | 偶然の飛沫―ジャン・ジュネ『イビスへの手紙』『判決』刊行に寄せて |
14 | 神の肛門―あるいはピエール・ギュイヨタの流儀で“歴史”に触れること |
15 | “出会う”とはどのようなことか、とりわけまず、李禹煥に? |
16 | カリグラフィと歴史―アブデルケビール・ハティビの仕事 |
17 | イスラームと精神分析―ジョアン・コプチェクの発表に触れて |
18 | 反時代的イスラーム―ハーシム・フォーダのために |
19 | 「道おしへ」のポエティック―吉増剛造の下降する言葉 |
20 | ハリネズミの白―翻訳から詩が生まれるとき |
21 | ベケットの「短い夢」 |
22 | 「災間期」の言葉の分解と官能―赤坂憲雄・藤原辰史『言葉をもみほぐす』 |
23 | 類比は理ならず―エティアンブルからスピヴァクへ、東アジアの複数の越境を経由して |
24 | 詩の贈与 |
25 | 金時鐘さんがみつめてきたもの |
26 | 夢と自由と―金石範『火山島』韓国語版完成を讃えて |
27 | 二つの「呪縛」をつなぐもの |
28 | もうひとつのリミット―福山知佐子画集『花裂ける、廃絵逆めぐり』 |
29 | 現れざる言葉、あるいはオマージュへのオマージュ―福山知佐子『反絵、触れる、けだもののフラボン』に寄せて |
30 | 母の魂の襞へ―伊藤二子さんの世界 |
31 | 母の色「黒」が始源/造形が始まるとき―伊藤二子展に寄せて |
32 | 八戸、私の愛―伊藤二子、豊島重之のために |
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