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商品説明
大切なのは、歴史学それ自体ではなく、私たちが過去から受け取るギフトである「歴史感覚」をどう継承していくかだ。コロナ禍による自粛の強要で、世の中がまるで戦時体制の再来となっても、日本の歴史学者たちは、何もしなかった。孤独なままに群れあい、同調しない者を叩く風潮がウィルス以上に人々から尊厳と暮らしを奪ったことを、忘れてはならない。私たちの社会に共感の基盤を作り直そう。歴史とは本来そのためにある。一貫して世相と闘ってきた歴史学者による渾身の提言。
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収録内容
1 | 第1章 インタビュー 歴史学の埋葬から再生へ |
2 | 第2章 理論 歴史なき時代のヒント |
3 | 第3章 時評1 歴史学者かく戦えり―自粛の「戦時体制」に抗う |
4 | 第4章 時評2 人文学には何ができたか―ポストコロナへの青写真 |
5 | 第5章 時評3 そして新たな危機へ―菅義偉政権考 |
6 | 第6章 対話 歴史はよみがえるのか |