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商品説明
教養が危機に瀕している。お手軽な本が氾濫し、歴史感覚の希薄化が進み、知の下方修正が止まらない。専門家の世界では知のタコツボ化が進み、他分野に無関心な研究者も少なくない。メディア環境が大きく変わるなか、教養主義のバージョンアップには何が必要なのか。気鋭の批評家が竹内洋、吉見俊哉、鷲田清一の諸氏と、教養主義の来歴、未来をめぐって対論。最終章で「来るべき教養」を展望する、比類なき書!
収録内容
1 | 第1章 現代編 「現場的教養」の時代―鷲田清一×大澤聡(リーダー・フレンドリー? |
2 | 日常のことばで考える |
3 | パッシブにならない |
4 | コミュニケーション圏の外へ |
5 | タコツボ化と総合 |
6 | のっぺりした世界に歴史性を |
7 | アートの新しい活用法) |
8 | 第2章 歴史編 日本型教養主義の来歴―竹内洋×大澤聡(教養主義の起源をめぐって |
9 | マルクス主義と日本主義 |
10 | 文学部的なものの盛衰 |
11 | 丸山眞男と吉本隆明 |
12 | 卓越化から平準化へ |
13 | 研究者の劣化スパイラル |
14 | 「上から目線」というけれど |
15 | 文化ポピュリズムの構造) |
16 | 第3章 制度編 大学と新しい教養―吉見俊哉×大澤聡(「いま・ここ」を内破する知 |
17 | ジャンル混淆性の再帰的設計 |
18 | とある改革私案 |
19 | 第三の大学の誕生? |
20 | フレーム構築力を身につける |
21 | 専攻の二刀流主義を導入せよ |
22 | エンサイクロペディアへの回帰 |
23 | 教養としてのアーカイブ活用) |
24 | 第4章 対話のあとで 全体性への想像力について |
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