「十三号待避線」より その護送車を狙え

[鈴木清順生誕100周年記念シリーズ] 護送車を狙った連続殺人事件に潜む黒幕と人身売買の陰謀・・・。事件の真相に迫る熱血刑務官をスリルとサスペンスで描いたハードボイルドアクションの決定版。主演のベテラン水島道太郎のほか、白木マリ、渡辺美佐子、芦田伸介、小沢昭一ら多彩強力な演技陣が並ぶ。監督は本作で日活アクション路線に踏み出した鈴木清順。鈴木清順生誕100周年を記念し、清順美学の礎を築いた名作を初DVD化! ――深夜の国道を突っ走る一台の護送車には看守長の多門大二郎 (水島道太郎) と七人の囚人が乗っていた。囚人の五郎 (小沢昭一) が「アキバ、アキバ」と窓ガラスにいたずら書きをしているのに多門が気が付いた時、激しい銃弾の雨が車外から降り注ぐ。囚人の二人は即死し、犯人は逃亡。護送責任を問われ六ヵ月の停職命令を受けた多門は、独自に犯人の追及に乗り出した。事件の翌日に保釈金を積んで出所した五郎を怪しんだ多門は、五郎を追って熱海を訪れるも、再び殺人事件が発生。殺されたストリッパーを斡旋していた浜十組を訪問したところ、令嬢である優子 (渡辺美佐子) から五郎が錦ヶ浦で秋葉という男と会っていると聞く。すぐに車を走らせるも、到着寸前、断崖から転落する一つの影が。現場には五郎の鞄が落ちていた。多門は事件の黒幕に違いないと睨んだ秋葉を追って、謎ひめる人身売買計画に挑んでいくが・・・。

特典: オリジナル劇場予告篇 (※予定。予告編原版の無い作品は収録されません。)、フォトギャラリー収録