収録内容
1.
伊賀越道中双六「沼津の段」
2.
稲叢蔭より、「旦那申し、お泊りまで参りましょうかい。
3.
「ハハハハハ」と道の伽する笑い草、
4.
跡見送って十兵衛、「コレ親仁殿、この娘御よりほかに、
5.
何心なき話の合い紋。一々胸に応ゆる十兵衛、
6.
お米は一人物思い、心にかかる夫の病気、
7.
「恥ずかしながら聞いて下さりませ。
8.
嘆きの端々つくづくと、聞き取る十兵衛。
9.
跡に親子は顔見合わせ、金取り上げて、
10.
跡にお米は身ごしらえ、続いて出でんとするところへ、
11.
慕いに行く。げに人心さまざまに、
12.
親の心を察しやり、「ムそうあろう、心底至極もっともじゃ。
13.
平作苦しき目を開き、「俺ゃ俺ぁこなたの手にかかって
14.
対談 竹本住大夫×山川静夫