目次
第1章 前田司郎 出来るだけ稚拙でいたい-『大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇』
第2章 長嶋有 「たくらみ」と「私性」-『ねたあとに』
第3章 鹿島田真希 「聖なる愚か者」の社会思想-『ゼロの王国』
第4章 福永信 普通の小説-『アクロバット前夜90°』
第5章 磯崎憲一郎 現実は小説より小さい-『世紀の発見』
第6章 柴崎友香 世界そのものが面白い-『ドリーマーズ』
第7章 戌井昭人 歩けば歩くほどいいものが見つかる-『まずいスープ』
第8章 東浩紀 自分の文学をやることにした-『クォンタム・ファミリーズ』
第9章 円城塔 笑って読み流していただくのが一番なんです-『烏有此譚』『後藤さんのこと』
第10章 桐野夏生 「作家がものを書く」ことについての小説-『ナニカアル』
第11章 阿部和重 真の作家性の在り処とは-『ピストルズ』
第12章 古川日出男 全部小説のためにやっている-『MUSIC』