目次
EU人権政策の発現-欧州共同体設立からマーストリヒト条約まで
第1部 アムステルダム条約以降のEU人権政策(加盟国に対するEUの早期警戒・制裁制度-EU条約7条をめぐって
欧州人種主義・外国人排斥監視センターの設置と機能
EU基本権庁の活動基盤とEU人権保護-「開かれた調整の方式」を手がかりにして)
第2部 国際社会におけるEU人権政策の展開(第三国への政治的コンディショナリティの導入
欧州審議会との相互関係の展開
欧州における「テロとの戦い」と人権の保護-CIAテロ容疑者不法拘禁・移送疑惑への対応を題材として)
第3部 ポストEU憲法期の人権構想(基本権憲章の起草と加盟国-イギリスに焦点を当てて
基本権憲章における解説文の作成と意義
「加盟国に共通する原則」から「EUの価値」としての人権尊重へ-EU条約2条の誕生
欧州人権条約へのEUの加入)
第4部 EU立法と基本権(EU立法過程における基本権憲章の順守-欧州委員会の取り組みに着目して)