目次
第1章 出発点としてのコスモポリタニズム-最初期のオペラと著作にみる「ドイツ的なもの」(一八三四‐三九年)
第2章 パリでの挫折を経て-「フランス的なもの」に対する批判意識の芽生え(一八三九‐四二年)
第3章 ドレスデン時代-革命期の思想にみる「ドイツ的なもの」の理念(一八四二‐四九年)
第4章 『未来の芸術作品』と民衆の理念-チューリヒ亡命時代・1(一八四九年)
第5章 『オペラとドラマ』にみる「ドイツ的なもの」-チューリヒ亡命時代・2(一八五〇‐五一年)
第6章 祝祭劇場の構想とドイツへの帰国の途(一八五二‐六四年)
第7章 「最もドイツ的な国家」としてのバイエルン-ミュンヘン時代(一八六四‐六五年)
第8章 ドイツ統一戦争とヴァーグナー-トリープシェン時代(一八六六‐七〇年)
第9章 新生ドイツ帝国の誕生と「ドイツ的なもの」のゆくえ-ヴァーグナーの一八七一年
第10章 「ドイツ」はいずこに?-バイロイト時代(一八七二‐八三年)