目次
1 量子論理とパラドクスと不可能世界-アクチュアリズムとアンチ・ファンタシー
2 ユニバーサル、ユニコーン-『最後のユニコーン』におけるユニコーンの存在論的指標
3 ファンタシーにおける非在性の修辞法-『最後のユニコーン』のあり得ない比喩と想像不能の情景
4 アンチ・ファンタシーの中の英雄-『最後のユニコーン』のアンチ・ロマンス的諧謔性とファンタシー的憧憬
5 荒唐無稽とアナクロニズムとペテン的言説-『最後のユニコーン』における時間性と関係性の解体と永遠性の希求
6 意味消失による意味性賦与の試み-『最後のユニコーン』における夢と魔法と矛盾撞着と曖昧性
7 レッド・ブル-無知と盲目の影
8 "私"と"世界"と仮構/魔法-ペルソナと時空の等価原理