目次
1 地平(調査経験を通して生きられる"差別の日常"-あるライフストーリー・インタビューの再解釈
ライフストーリー的想像力の射程と限界-高史明『生きることの意味 青春篇』を手がかりに
教室における日常批判の(不)可能性)
2 奈落(在日外国籍児童在籍校でのフィールドワーク経験の再解釈-「語りえぬもの」の探索という観点から
現場で「最終報告」したこと-5年B組の子どもたちのクラスルーム・ライフ
語っておかねばならないこと)
3 匍匐前進(浮き立たせ、構成する"力"-ある在日朝鮮人教育実践記録=物語の解読
日常に抗する生の語り=ライフストーリー-知の生産活動"場"へのコントロールの視点から
聞き合われ、語り合われる在日=物語-「反ロマンティシズム」的物語論の立場からの一考察)
4 展望(内側から切り裂く-「在日」における名前・名のり問題再考
宙をさまよう第一声-ライフヒストリー実践の「対話」性を問うために)
結論にかえて-差別・日常・解読