目次
1 落語と近代(落語の複数の「近代」―六代目三遊亭円生と八代目林家正蔵の「淀五郎」演出(鈴木亘)
落語の近代化?―三遊亭円朝「名人長二」とモーパッサン(足立和彦)
敗戦後日本の落語と映画―「兵隊もの」、「長屋もの」、そして『幕末太陽傳』(角尾宣信))
2 落語と言語(午後の保健室で血はだくだくと流れ、平林の名は彷徨いつづける―メタ落語、言語、フィクション(森本淳生)
与太郎のオートマティスム(中田健太郎)
憑依から落語をみる―かたり、ふり、座(石井美保))
3 落語と共同性(落語のなかのボロとクズ―捨てられたものの再生(藤原辰史)
演者としての語り―談志落語のライブ性(池野拓哉)
落語と/の教育―本寸法の美的教育(櫻井一成))
付録(落語論今昔―「ブックガイド」に代えて
本書に登場する落語家・演目)