目次
1 動物を観察してえがく(イメージの中の動物たち―大学生の絵から考える
暮らしの中の毛皮―西シベリア・ハンティの女性の生き方)
2 動物を想ってえがく(取り残された動物になる―核災害後の表現実践から
狩られる動物を想う―子どもの絵からグイ・ブッシュマンの語りまで
動物詩序説―生命に直面する詩の問い)
3 動物イメージの変容をえがく(「共異体」としてのキメラ―人間と動物のあいだに
「驚異の部屋」の怪物たち―不思議な生きものが生まれる現場
ヒトはなぜ動物を描くのか―人類進化とアートの起源
「彫られた」動物とともに生きる―ライオンの彫刻が守り、癒し、導く存在になるとき)
4 動物とつながるためにえがく(動物にうたう歌―カナダ・ユーコン先住民と動物が織りなす音の共同体
動きを描くことの意味―動物表象とアニマシー
動物、人、風景をつなぐ歌―ギンゴーが響く草原)