目次
1 魅する電磁気流体と近代日本(「電気的」身体―精妙な流体概念について
動物磁気からサブリミナルへ―メスメリズムの思想史
呼吸法とオーラ―オカルト心身論の行方)
2 民間精神療法の諸相(霊と熱狂―日本スピリチュアリズム史序説
原坦山の心理学的禅―その思想と歴史的影響
精神の力―民間精神療法の思想
民間精神療法の心身=宇宙観)
3 田中守平と太霊道の時代(太霊と国家―太霊道における国家観の意味
太霊道と精神療法の変容―田中守平から桑田欣児へ)
4 大正期のカルト的場(大川周明、ポール・リシャール、ミラ・リシャール―ある邂逅
大正期大本教の宗教的場―出口王仁三郎、浅野和三郎、宗教的遍歴者たち)