目次
1 トロツキズムからハイチのヴードゥーへ(マヤ・デレン誕生前夜
キャサリン・ダンハム―多大な影響を与えた舞踊家
ヴードゥーにかける途方もない情熱―四回にわたるハイチ滞在の背景)
2 白い暗黒―祭祀、憑依、芸術論(『聖なる騎手たち―生きているハイチの神々』―ヴードゥー調査・研究の渾身の成果
「宗教と呪術」―ヴードゥー信仰の核心に迫る
『芸術、形式、映画についての思考のアナグラム』―論理を張り巡らせた芸術論・映画論)
3 映像は何を語っているのか―「作品」としての映画分析(『午後の網目』―夢であり現実であり...真実は双方のなかに
『陸地にて』―官能的な違和の感覚
『カメラのための振付けの研究』―超短編に込められた先駆性
「変形された時間での儀礼」―周到にモンタージュされた儀礼(リチュアル)としての構造
『暴力についての瞑想』―流麗な動きに秘められた暴力とは?
『夜の深み』―最後の映画/星空を垂直的に)