目次
1 村上春樹と映画、その有機的なつながり(鈴木清順の映画と『騎士団長殺し』―映画批評に見る創作の源泉)
2 インディーズ映画の時代(風の歌を聴け―死のトラウマとノスタルジア
パン屋(再)襲撃/100%の女の子―繰り返されるアダプテーション
森の向う側―クロスメディアを紐帯する感覚表現)
3 原作への忠実さとの格闘(トニー滝谷―アダプテーションを通した語りの〈引き継ぎ〉
神の子どもたちはみな踊る―多文化共生社会とポスト9・11のアメリカ
ノルウェイの森―ノスタルジアの回避とグローバル・アート・シネマ)
4 多様化するコンテクスト(アコースティック―男性スター表象と韓国ポピュラー文化
ハナレイ・ベイ―ヤンキー男子と視線の政治性
バーニング 劇場版―曖昧さと不可視性
ドライブ・マイ・カー―他者性の構築と受容 ほか)