目次
第1部 精神分析的邂逅(無意識の迫害的罪悪感―その治療的取り扱い
知ること、考えること、「私」であること―ある恐怖症症例より
ある非定型精神病者との精神分析的精神療法―そのパーソナリティへの接近
蒼古的体験へ―面接空間で退行していくこと
“エッセイ”熟成されていくもの―ビオンとの出会い「ビオンに学ぶ分析臨床」討論より)
第2部 摂食障害を生じるこころ・パーソナリティ障害に見るこころ(拒食症における不安の源泉
摂食障害例における母親のmourning workが果たした治療的役割―母子同席面接を通して
摂食障害の彼女が嫌悪しているもの
摂食障害の精神分析的理解
“エッセイ”拒食症治療との出会い―「拒食症治療の手引き」の翻訳から
ねじれた愛情希求―逆転移夢からの理解
“エッセイ”自己感の形成―ナルシシズムについて)
第3部 精神科臨床における立ち位置(mourning workを抱える環境のマネージメント―管理医の役割
愛着障害患者治療におけるコンテイナー機能
“エッセイ”治療者に攻撃的となるケース:困難ケースへの対応)