目次
袖を濡らしたのは「露」か「涙」か?―天智天皇 秋の田の
「干したり」と「干すてふ」は何が違うのか?―持統天皇 春過ぎて
「ひとり寝」の夜はどれだけ長いのか?―柿本人麻呂 あしびきの
富士山は「実景」か「想像」か?―山辺赤人 田子の浦に
踏み分けたのは「人間」か「鹿」か?―猿丸大夫 奥山に
「鵲」とはどんな鳥か?―中納言家持 鵲の
「月」を見て日本人が思い浮かべるのは?―阿倍仲麻呂 天の原
「うぢ山」に掛けられたふたつの言葉とは?―喜撰法師 我が庵は
「掛詞」はいくつ使われているのか?―小野小町 花の色は
「逢坂の関」を越えるとどうなるのか?―〓丸 これやこの
「漕ぎ出る舟」は何を意味しているのか?―参議篁 わたの原
「乙女」が舞う舞台はどこか?―僧正遍昭 天つ風
「筑波嶺」は何を表す歌枕なのか?―陽成院 筑波嶺の
「しのぶもぢずり」の乱れ模様が暗示しているのは?―河原左大臣 陸奥の
天皇は何のために「若菜」をつむのか?―光孝天皇 君がため
残していく人がいるのは「京都」か「因幡」か?―中納言行平 立ち別れ
正しいのは「くくる」か「くぐる」か?―在原業平朝臣 ちはやぶる
なぜ男性が「女の歌」を詠んだのか?―藤原敏行朝臣 住の江の
作者が「節の間」に見いだしたものは何か?―伊勢 難波潟
「今はた同じ」は何と何が同じなのか?―元良親王 わびぬれば〔ほか〕