目次
第1部 序論(問題設定―日本型恋愛結婚イデオロギーの固有性と変容
欧米型近代家族とロマンティック・ラブ・イデオロギー
日本型近代家族と「恋愛」「愛」の導入
『主婦の友』に時代区分と潮流)
第2部 戦前前期―日本型近代家族の浸透期と家庭基盤型の恋愛結婚イデオロギー(“国家社会”と「愛」の理想
結婚方法の改革とその限界
「愛」を巡る危機的状況と離婚観
夫婦「和合」の現実)
第3部 戦時体制期〜戦後期―“国家社会”から「幸福」への転換(日本型近代家族の定着期と戦時体制
過渡期としての戦後期)
第4部 高度成長期―性愛傾斜型の恋愛結婚イデオロギーへ:セックスと「内面の探索」の時代(高度成長期前期(一)―性の爆発
高度成長期前期(二)―「灰色の日常性」と「めくるめく非日常性」
高度成長期後期―「女の哀しさ」と「生きがい」)