目次
第1章 陸軍獣医部と関東軍軍馬防疫廠(第一期:一九三三年二月〜一九三六年七月―関東軍臨時病馬廠の創設から関東軍軍馬防疫廠が誕生するまで
第二期:一九三六年八月〜一九四一年六月―関東軍軍馬防疫廠誕生後から、一九三九年のノモンハン戦争を経て関東軍の対ソ戦準備が本格化するまで
第三期:一九四一年七月〜一九四三年一一月―関東軍の対ソ戦準備=関特演(関東軍特種演習)の発動に伴なって関東軍軍馬防疫廠において細菌生産を開始し、細菌製造を担当する第二部第六課の新設が決定される直前まで ほか)
第2章 関東軍軍馬防疫廠一〇〇部隊の虚像と実像(一〇〇部隊の某隊員がメモに遺した細菌戦と人体実験
一〇〇部隊の敗走と北朝鮮・定州に留め置かれた家族の悲劇
戦後まで続く一〇〇部隊の細菌戦と人体実験の闇)
第3章 情報戦としての細菌戦(情報戦のなかでの七三一部隊・一〇〇部隊問題
生物兵器開発の歴史と医学・獣医学の情報戦
三友一男『細菌戦の罪』の罪と「旧隊員」遺品からの新情報)