目次
序章 今フェミニズムは何を議論するべきなのか―ネオリベラリズムとグローバリゼーションを超えて
第1章 再生産費用の分配公正を求めて―家父長制と資本制・その後
第2章 グローバル資本主義と再生産領域の金融化―「フェミニズムの相貌を気取る新自由主義」を異化するフェミニズムを
第3章 資本主義批判としてのフェミニズム―マルクス主義フェミニズムを振り返る
第4章 生産中心主義批判から、リベラリズムとの対抗へ―第二波フェミニズム理論はいかに継承されてきたか
第5章 「男性稼ぎ主」型が命と暮らしを毀損している―社会政策の比較ジェンダー分析による洞察
第6章 ケアの再公共化とフェミニズムの政治―福祉国家・ケア・新自由主義
第7章 女性の貧困の再考察―長期時系列データから
第8章 女性労働のゆくえ―能力発揮をフェミニズムはどのようにとらえるか
第9章 フェミニズムと戦争・軍隊―21世紀の新たな難問
第10章 フェミニズムの新自由主義化に抗う―女性解放の現代的課題