目次
第1章 「二〇世紀の怪物:帝国主義」―幸徳が生き活躍した明治という時代(西洋近代の波涛と明治維新
皇国体制下の「国民国家」形成
産業技術と資本主義の発達
帝国主義国家への途)
第2章 「余が思想の変化」―幸徳の思想形成と活動の軌跡(中江兆民との出会い
反帝国主義と非戦
社会民主党と社会主義
思想の変化
平民社の人々と大逆事件)
第3章 「革命来」・「戦争来」―革命と帝国主義戦争(革命史と独裁
ロシア革命とインターナショナル
ローザと幸徳
アジア侵略と社会主義の迷走
二・二六事件と聖戦イデオロギー
北一輝と幸徳
幻の第二維新民主化革命)
第4章 「世界人民」、「新しい唯物論」、そして「死刑の前」に―二一世紀の超怪物:ネオ帝国主義(世界戦・冷戦・グローバル資本
地球を破壊する帝国主義
大逆事件から一〇〇年後の現在
未来へ、思想の再構築を)