目次
第1部 「川の字」文化と心の問題―臨床現場からみる(人間であり、動物であり―劇的観点からみる
「川の字」あるいは添い寝文化を通してみた、両親のつながり
臨床におけるカウチと「川の字」の空想
「川の字」文化を生きる―インド・コルカタの経験から)
第2部 「川の字」文化から臨床を問い直す―女性と精神分析(母と身体―「はぐくみ」という柔らかい禁止
三角関係の中の女性のこころ
居場所がない―母親であることの孤立と精神分析のワスレモノ
「先生転移」に覆われた「甘え」―「見るなの禁止」に隠された愛情への強い渇望)
第3部 「川の字」文化と私たちとの間に―歴史から考える(「川の字」文化にみる日本の性と育児―江戸、そして現代)