目次
1 成長と分配の好循環は可能か(「脱成長」論が実は「経済成長」を導いてしまう逆説―新自由主義は経済成長にブレーキをかけていた
MMTをめぐる議論で欠けている「供給力」の視点―「道徳」として語られがちな財政問題
経産省が「産業政策の再評価」に舵を切った理由―「米中対立とコロナ禍」の中で国民的議論を ほか)
2 自由の旗手アメリカの行く末(アメリカは「神の国」行きの巨大な列車だ―宗教的幻想と技術革新が生む「SF的現実世界」
「超時空国家」アメリカを生み出す原動力―日本に足りないのは「パワフルな妄想」だ
「ナショナリズム」が守る「自由と民主主義」―不寛容な「リベラリズム」、多様性を尊重する「国民国家」 ほか)
3 コロナ禍以後の国家と世界(「専門家会議は経済無視」という的外れの批判―「不確実性」が突出していた新型コロナ危機
コロナ危機が導く「グローバリズム以後」の世界―「東京五輪」と「大阪万博」を諦めない日本の末路
観光を成長戦略にする政策はもうやめるべきだ―緊縮財政を超えて求められる「新しい政策様式」 ほか)