目次
はじめに なぜいま、北朝天皇を取りあげる必要があるのか?
序章 八代の「北朝天皇」、知られざる事績
第1部 北朝天皇の系譜をたどる(両統迭立の契機 南北朝分裂の淵源はどこにあるのか?
北朝系天皇の登場―光厳・光明 北朝の訴訟制度を支えた「暦応雑訴法」 ほか)
第2部 北朝を支えた足利将軍と廷臣(足利将軍1―尊氏・義詮・義満 北朝は、室町幕府の“傀儡政権”だったのか?
足利将軍2―義持・義教・義政 「南北朝合一」後、親密さを演出した天皇家と将軍家 ほか)
第3部 北朝をめぐる論点と新視点(門跡寺院と法親王 南北朝対立とは異なる青蓮院門跡の“相承”の世界
天皇家と楽器 先帝供養の儀礼と奏楽―後光厳流天皇と“笙”
南北朝正閏論 なぜ後世になって王統問題が再燃するのか?)