目次
第1章 人種差別の習慣―身体的な仕草、知覚、方向づけ(習慣と習慣的身体
習慣は社会的でありうるのか
慣習的で身体的な仕草や知覚のなかの人種差別
習慣的な人種差別と責任)
第2章 人種差別と人種化された身体性の生きられた経験(人種差別と人種化の身体的な経験
白人の身体性と存在論的な膨張性)
第3章 不気味さ―人種化された居心地悪い身体(不気味さ(Unheimlichkeit)と人種化された身体
家の多孔性、身体の多孔性
家は必要なのか)
第4章 人種差別のまなざし―サルトルの対象存在とメルロ=ポンティの絡み合いとの間で(対他的身体、対象性、人種差別のまなざし
まなざし‐対象の存在論を複雑化すること―目を向けることの様相、見られている自分自身を見ること、そして身体の両義性
メルロ=ポンティの絡み合いと、人権化された身体性における主体―対象の溶解)