目次
第1部 古代(古代ギリシアのスポーツ事情―「断片」史料の見方
史書・伝承・史実―5世紀の倭王と地域
ある公主の不運―中国唐代の和蕃公主)
第2部 中近世(女奴隷から女王へ―中世エジプトの女王について年代記、地誌、文書、貨幣、碑文から考える
中世地中海の人の移動―ジャコモ・デ・ボカシオの遺言書を手がかりに
中世の武士の「家」意識―『難太平記』を読む
王母カトリーヌ・ド・メディシダの書簡が語ること―フランス宗教戦争の只中で
ジャハーンギールと『ジャハーンギール・ナーマ』―ムガル帝国君主が書いた歴史書)
第3部 近現代(嘉慶の宗教反乱はなぜ「白蓮教徒の乱」と呼ばれるに至ったか―歴史の記憶を塗り替えた史料をめぐって
検閲からみる1920年代日本の社会―「検閲」の資料学
KGBが捉えた「民意」―民情報告書の読み解き方〜ウクライナ西部の場合
地域歴史資料のもつ豊かな役割―阪神・淡路大震災から考える)