目次
第1章 物語と構造(言葉の位相―少女まんがにおける“固有の論理”について
内面の発見と喪失―少女まんがにおける「ことば」の変容
“学バン狩り”のフォークロア―紡木たく「これからもずっと」 ほか)
第2章 成熟とジェンダー(“14歳少女”の構造
“産む性”としての少年―“性差の少女まんが史”のために
“少女殺し”という主題―大島弓子『いちご物語』をめぐって ほか)
第3章 性表現と身体(記号的身体の呪縛―手塚治虫「まんが記号説」批判
手塚治虫は「有害」だった
美少女症候群―不在の“強姦者” ほか)
補論 三島由紀夫の「首」と「1970年」の蜂起する少年まんが