目次
1 ナンシー哲学の原像(M^emalt´eration―ナンシー、同という他化(柿並良佑)
ナンシーにおけるsingulier plurielについて―なぜ複数の...があるのか、ひとつではなく(澤田直)
哲学の転生、または“分有”の未来(西谷修)
非人間的なものたちとの共存?―ジャン=リュック・ナンシーにおけるエコロジーについて(ジェローム・レーブル)
共同体の不可能な可能性(ジャコブ・ロゴザンスキー))
2 同時代への参与(三〇年後の「政治的なもの」(松葉祥一)
闇のなかの遠くへの眼差し―ジャン=リュック・ナンシーによるヨーロッパ論(西山雄二)
戦争、あるいは限界で生きることを学ぶ(鵜飼哲))
3 思考の共同性のなかで(無限なものの水平圏内で―彗星スピノザに感応するナンシー(合田正人)
途切れつつ続く流れ―ナンシーとブランショ(郷原佳以)
ナンシーとレヴィナス―sensについて(渡名喜庸哲)
一と多―ジャン=リュック・ナンシーとアラン・バディウ(市川崇))
4 ナンシーと共に生きる(コルピュス(ジャン=クレ・マルタン)
思考の蜂起、あるいは哲学の誕生―ジャン=リュック・ナンシーのために(ボヤン・マンチェフ)
実存の縁で―au bord de l’existence,lui et moi(小林康夫))
巻末附録