目次
1章 『死の棘』の子どもたち―両親は彼らにどのような影響を与えたのか(『死の棘』『死の棘日記』の時期
その後の、諍いが鎮静化した時期 ほか)
2章 ジャクリーヌ・デュ・プレの生涯と才能教育(ジャクリーヌの育ちと才能の開花
ジャクリーヌの育ちの問題 ほか)
3章 宮沢賢治と父親―『銀河鉄道の父』『貝の火』『雨ニモマケズ』をめぐって(賢治の生涯の概要
父親はどのような人で、どのような父親だったのか ほか)
4章 中村文則『私の消滅』における主人公の育ちと主体感の希求(『私の消滅』の概要
主体感の定義、および主体感と関連する心理学的知見 ほか)
5章 村上春樹の作品における「大人」―「大人になること」と「大人であること」をめぐって(村上春樹が描く「大人」―主人公にとっての「大人」
親の認知の変化 ほか)