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いくつもの砂漠、いくつもの夜 災厄の時代の喪と批評
鵜飼哲/〔著〕
目次
解体と発明―哀悼の言説をめぐって
旅のさとり―季村敏夫特集『日々の、すみか』 “彼”の声を聞く、“私”のなかで―港道隆さんの仕事 終わりなき響き―ジャン=リュック・ナンシーのために 死を撮ること、見せること―西井一夫の“ゼロ年” 魂の造形家―津田新吾さん 家族のいくつもの終焉=目的 深淵に置かれたオリエント 殺生をまなざす―深沢七郎『笛吹川』 真理の二つの顔、あるいは敗者たちの詩人―ジャン=リュック・ゴダールのために 名を駆け抜けたもの いくつもの砂漠、いくつもの夜 偶然の飛沫―ジャン・ジュネ『イビスへの手紙』『判決』刊行に寄せて 神の肛門―あるいはピエール・ギュイヨタの流儀で“歴史”に触れること “出会う”とはどのようなことか、とりわけまず、李禹煥に? カリグラフィと歴史―アブデルケビール・ハティビの仕事 イスラームと精神分析―ジョアン・コプチェクの発表に触れて 反時代的イスラーム―ハーシム・フォーダのために 「道おしへ」のポエティック―吉増剛造の下降する言葉 ハリネズミの白―翻訳から詩が生まれるとき ベケットの「短い夢」 「災間期」の言葉の分解と官能―赤坂憲雄・藤原辰史『言葉をもみほぐす』 類比は理ならず―エティアンブルからスピヴァクへ、東アジアの複数の越境を経由して 詩の贈与 金時鐘さんがみつめてきたもの 夢と自由と―金石範『火山島』韓国語版完成を讃えて 二つの「呪縛」をつなぐもの もうひとつのリミット―福山知佐子画集『花裂ける、廃絵逆めぐり』 現れざる言葉、あるいはオマージュへのオマージュ―福山知佐子『反絵、触れる、けだもののフラボン』に寄せて 母の魂の襞へ―伊藤二子さんの世界 母の色「黒」が始源/造形が始まるとき―伊藤二子展に寄せて 八戸、私の愛―伊藤二子、豊島重之のために

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